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「Notepad++」が約5年ぶりのメジャーアップデート ~ARM64ビルドとダークモードを追加

OSで採用が進む「Fluent Design System」に合わせた新しいツールバーアイコンも同梱

「Notepad++」v8.0。ARMデバイスでもネイティブ動作

 オープンソースで開発されているプログラマー向けのテキストエディター「Notepad++」が6月7日、v8.0へと更新された。約5年ぶりのメジャーアップデートとなる。

 「Notepad++」は、海外のプログラマーを中心に幅広い支持を集めているWindows向けのテキストエディター。コンパクトなプログラムサイズと実行速度を重視しており、エディターコンポーネント「Scintilla」をベースに、C++言語(STL)とWin32 APIだけで構築されているのが特徴だ。幅広いプログラミング言語をカバーしたコード補完とシンタックスハイライト(構文色分け)を備えるなど、「メモ帳」代替アプリとしては機能も充実している。対応OSはWindows Vista以降で、ライセンスは「GPL 3.0」

初期設定のUIは英語だが、日本語での利用も可能

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、ARM64ビルドを追加。「Surface Pro X」をはじめとするArm CPU搭載デバイスでネイティブ動作するようになった。パフォーマンスや安定性の向上、バッテリー持続時間の改善が期待できる。

 また、ユーザーからのリクエストが多かったダークモードもサポートされた。[環境設定]ダイアログの[ダークモード]セクションで、ライトテーマから切り替えられる。ツールバーには「Fluent Design System」に準拠した新しいアイコンが追加され、同じく[環境設定]ダイアログの[全般設定]セクションで切り替えが可能だ(初期状態は無効)。時代遅れな印象もあった「Notepad++」の外観だが、今後も改善が進むことに期待したい。

[環境設定]ダイアログの[ダークモード]セクション
[環境設定]ダイアログの[全般設定]セクション

 そのほかにも、動作が不安定との理由で「Bing」検索機能が削除されている。

ソフトウェア情報

「Notepad++」
【著作権者】
Notepad++ team
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
8.0(21/06/07)