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IPA、会社におけるセキュリティ対策の実践状況をチェックするWebツールを公開

経産省が定めたガイドラインの実践状況をレーダーチャート形式で可視化

Web版「サイバーセキュリティ経営可視化ツール」v1.0

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は8月17日、Web版「サイバーセキュリティ経営可視化ツール」v1.0を公開した。経済産業省が経営者向けに策定したセキュリティ対策の指針「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」をベースに、その実践状況をWebブラウザーで手軽にセルフチェックできるようにしたものだ。

 「サイバーセキュリティ経営可視化ツール」を利用すると、チェックリストにある質問に回答していくだけで、ガイドラインの実践状況をレーダーチャート形式で可視化することが可能。IPAは当初、この可視化ツールを「Microsoft Excel」ベースで開発し、2020年3月にベータ版としてリリースしていたが、その後もユーザー企業や関係者からのフィードバックをもとに改善が続けられ、今回その成果がWeb版v1.0として提供されることになった。

 今回リリースされた可視化ツールは、選択した業種における平均値をレーダーチャートにプロットして比較する機能を新たに導入。診断結果を保存することで過去の診断結果と比較することもできる(経年変化機能)。

経産省が定めたガイドラインの実践状況をレーダーチャート形式で可視化

 本ツールは、IPAが運営している「情報セキュリティ対策支援サイト」の1サービスとして実装されている。原則として従業員300名以上の企業・組織を対象としているが、それ以下の中小企業にも有用だろう。中小企業向けにはより簡易な「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」、「情報セキュリティ対策ベンチマーク」なども提供されている。