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「Google Meet」のAIノイズキャンセリング機能をより多くのユーザーが利用可能に

主催者のエディションが対応していれば会議の参加者が無料ユーザーでも利用できる

「Google Meet」のノイズキャンセリング機能へのアクセスが拡張

 米Googleは3月23日(現地時間)、オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」のノイズキャンセリング機能へのアクセスを拡張したと発表した。

 会議主催者の「Google Workspace」エディションがノイズキャンセリングに対応してしている場合、参加者全員がノイズキャンセリング機能を使用可能になる。また、対応のGoogle Meetハードウェアを利用している場合も、エディションにかかわらずノイズキャンセリング機能を利用できるようになった。

 「Google Meet」のノイズキャンセリング機能は、クラウドベースの人工知能(AI)技術を活用して、タイピング音やドアの開け閉め音など、ユーザーの声以外のバックグラウンドノイズを除去するもの。

 ノイズキャンセリング機能は、「Google Workspace」の以下のエディションが対応している。原則、デフォルトでONになっているが、「Education Plus」および「Teaching and Learning Upgrade」ではデフォルト設定がOFFなので注意。

  • Business Standard
  • Business Plus
  • Enterprise Essentials
  • Enterprise Standard
  • Enterprise Plus
  • Frontline
  • Education Plus
  • Teaching and Learning Upgrade
  • Individual

 Google Meetハードウェアは、同社がビデオ会議を効果的に行えるデバイスとして認定しているヘッドセット、カメラ、ルームキットなどのデバイス。Logicoolの「ロジクールTAP」やASUSの「Google Meet hardware kit」、Acerの「Chromebase for meetings」が、ノイズリダクションに対応している。

Chromebase for meetings

 本機能の使用にあたり、管理者による設定やユーザーの特別な操作は必要ない。条件を満たし、主催者のアカウントで同機能がデフォルトでオンになっていれば、すべての参加者は同機能を使用可能。また、ユーザーがノイズキャンセルを使用していれば、主催者がノイズキャンセルを使用していなくても機能する。

 Googleでは、同機能によってノイズにより注意散漫になることを防ぎ、会議の質を向上できるとしている。