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「Google Meet」のAIノイズキャンセリング機能を使えるエディションが拡大

「Business Standard」「Enterprise Essentials」などでも利用可能に

「Google Meet」のAIノイズキャンセリング機能を使えるエディションが拡大

 米Googleは6月14日(現地時間)、オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」のノイズキャンセリング機能を利用できるエディションを拡大することを発表した。即時リリース方式のドメインの場合は同日より、計画的リリース方式のドメインの場合は6月28日から段階的に解放される。

 すでに利用可能な「Google Workspace」の「Enterprise Plus」「Education Plus」エディションに加え、新たに「Business Standard」「Business Plus」「Enterprise Essentials」「Enterprise Standard」が対象となる。「Google Meet」のノイズキャンセリング機能は、クラウドベースの人工知能(AI)技術を活用してバックグラウンドノイズを除去可能。

 タイピングやドアを閉める音から近所の工事現場から響く騒音まで、ユーザーの声以外の雑音を取り除けるため、楽器の演奏などを配信する場合には向かない。新たに対象となったエディションでは、デフォルトで有効化されるため、会議外の用途で使用する場合は無効化する必要があるだろう。

「Google Meet」の設定画面で有効・無効を切り替え可能

 一方、一足先に利用可能になっている「Enterprise Plus」エディションでは8月9日以降、段階的にノイズキャンセリング機能がデフォルトで有効化される。ただし、以前にこの機能を無効化したことがあるユーザーは除外されるので、デフォルト設定を有効にしたくない場合は期日までに有効化・無効化を切り替えておくとよい。

【Noise cancellation in Google Meet】