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PCで見ていた動画の続きをスマホで見られるようになった「Opera GX」

目的別に機能をチョイスしたプロファイルを作成できる「GXプロファイル」機能も追加

「Opera GX」LVL 3 (core: 85.0.4341.51)

 ノルウェーのOpera Softwareは3月31日(現地時間)、ゲーマー向けWebブラウザー「Opera GX」の最新版を公開した。最新版では、PCの「Opera GX」で視聴していたWeb動画の続きをモバイル版の「Opera GX」で視聴できる「Video pickup」機能が追加された。

 「Video pickup」機能を利用するには、まずYouTubeやTwitchなど対応する動作配信サイトの動画上部にポップアップする[携帯で視聴継続]ボタンを押し、QRコードを表示する。あとは、モバイル版の「Opera GX」がインストールされたスマートフォンのQRコード対応カメラ(「Google レンズ」など)でQRコードを読み取り、「Opera GX」で開けば動画の途中から視聴を開始することが可能だ。

動作配信サイトの動画上にポップアップする[携帯で視聴継続]ボタン
QRコードが表示される
スマホのカメラでQRコードを読み取る
「Opera GX」で開けば動画の途中から再生が開始される

 なお、編集部で試用したところ対応する動画配信サイトでも「Video pickup」機能によるボタンが表示されない場合があった。

 また、目的別に機能を限定したプロファイルを作成して「Opera GX」を起動できる「GXプロファイル」機能も追加された。「GXプロファイル」は、画面右上のスライダー型ボタンから展開する[簡単設定]ポップアップに追加された[GX Profiles]の[管理]ボタンなどから、「GXプロファイル」の管理画面から利用可能。

「GXプロファイル」の管理画面

 「GXプロファイル」には、デフォルトで目的に応じた4つのプロファイルが用意されているほか、4つのチェックボックスで機能を選択して独自のプロファイルを作成できる。デフォルトで用意されたプロファイルは以下の通り。

  • Standard:フル機能が使える通常の状態
  • Rogue:すべての閲覧データを終了時に削除する(プライベートブラウジング向け)
  • 配信中:すべてのタブのデフォルト音声をOFFにする(ライブ配信向け)
  • Potato:必要最小限の機能に絞った状態(非力なマシンやリソースに余裕を持ちたい場合向け)
目的に応じた4つのプロファイルが用意されているほか、独自のプロファイルを作成可能

 プロファイルにはそれぞれ独自の名前とアイコンの色を設定可能。プロファイルを追加すると、デスクトップとタスクバーに新たなアイコンが追加され、いつでもプロファイルで「Opera GX」を開けるようになる。

デスクトップとタスクバーにプロファイルごとのアイコンが追加される

ソフトウェア情報

「Opera GX」
【著作権者】
Opera Software International AS
【対応OS】
Windows/Mac(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
LVL 3 (core: 85.0.4341.51)