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「Windows 10 バージョン 21H2」の提供制限は解除、広範な展開へ移行
できるだけ早いアップグレードを推奨
2022年4月18日 10:05
米Microsoftは4月15日(現地時間、以下同)、「Windows 10 バージョン21H2」(November 2021 Update)を「広範な展開」(broad deployment)に指定したと発表した。
「バージョン 21H2」は当初提供範囲を絞り、最新のAIモデルを活用してトラブル報告をモニタリングしながら慎重にリリース範囲を拡大してきたが、報告されたトラブルの多くはおおむね解消・解決されている。「バージョン 21H2」はOSのコアを「バージョン 2004」以降と共有しており、今のところこのバージョンに固有の不具合は報告されていない。
そこで、提供範囲の絞り込みを終了し、広く提供されることになった。「バージョン 2004」以降が問題なく動作するデバイスならば、トラブルなくアップグレードできるだろう。新しい機能と最新のセキュリティ対策を導入するためにも、できるだけ早いアップグレードが推奨されている。
とくに「バージョン 1909」(すべてのエディション)と「バージョン 20H2」(Home/Proエディション)のパッチ提供は来月が最後となっている。まだ利用中の場合は、早急に移行計画を立てるべきだ。
ちなみに、「バージョン 21H2」のサポート期間はHome/Proエディションの場合で2023年6月13日まで。あと1年と少しだ。Enterprise/Educationの場合は、もう1年長い2024年6月11日までサポートされる。Windows 10の機能更新プログラムは年1回になったので、次回の大型アップデートは今年の秋となる。