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「Google Chrome 101」が安定版に ~深刻度「High」の脆弱性7件などを修正【15:35追記】

「Priority Hints」などの新機能に対応

「Google Chrome」v101.0.4951.41

 米Googleは4月26日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome 101」を安定(Stable)チャネルへリリースした。

 「Chrome 101」では、リソースタグで読み込み優先度(fetchpriority)を指定する仕組み「Priority Hints」が「Origin Trials」を卒業。正式な機能として利用できるようになった。

リソースタグで読み込み優先度(fetchpriority)を指定する仕組み「Priority Hints」

 たとえば、Webサイトをとりあえず表示させるのに必要な画像や動作に不可欠なスクリプトの読み込み優先度を上げてLCP(Largest Contentful Paint:Webページの主要部分が描画されるまでの時間)を改善するといった用途での利用が想定されている。

 そのほかの変更は比較的軽微だ。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10/11に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)から手動でアップデートすることもできる。

[2022年4月27日15:35編集部追記] 15:35現在、リリース情報が更新され、30件のセキュリティ修正が行われたことがアナウンスされた。このうちCVE番号が明らかにされているのは25件で、深刻度の内訳は同社の基準で2番目に高い「High」が7件、3番目に高い「Medium」が14件、最も低い「Low」が4件となっている。