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フリーのオフィス統合環境「LibreOffice 7.2.7 Community」 ~v7.2系統はこれが最終版

約50件の修正で安定性が向上

The Document Foundation、「LibreOffice 7.2.7 Community」を公開

 The Document Foundation(TDF)は5月12日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 7.2.7 Community」を公開した。安定性の向上を図ったマイナーアップデートとなっている。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在「libreoffice.org」から無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

 今回アップデートされた「LibreOffice 7.2」シリーズは、安定した動作が求められる環境のために既存機能の改善に注力したStill版。クラッシュにつながる不具合への対処やパフォーマンスの改善など、約50件の修正が行われている。

 なお、「LibreOffice 7.2」シリーズは、今回のv7.2.7が最終版になる見込み。サポートは6月12日で打ち切られる。そろそろ「LibreOffice 7.3」シリーズへの移行を準備すべきだろう。

 現行のFresh版となる「LibreOffice 7.3」シリーズでは、「Microsoft Office」ドキュメントとの互換性向上やヘルプ機能の強化が図られている。最新版は先日リリースされた「LibreOffice 7.3.3 Community」だ。Fresh版は安定性より新機能を優先したパワーユーザー向けとされているが、3回のマイナーバージョンアップを経て不具合の多くは解消されている。

ソフトウェア情報

「LibreOffice」v7.2系統
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.2.7(22/05/12)