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「LibreOffice 7.3.5 Community」が公開 ~80件以上の問題に対処して安定性を向上

「LibreOffice 7.2」ユーザーはそろそろ移行を

The Document Foundation、「LibreOffice 7.3.5 Community」を公開

 The Document Foundation(TDF)は7月21日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 7.3.5 Community」を公開した。80件以上もの不具合とリグレッション(機能後退)が解決されており、安定性が向上している。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在「libreoffice.org」から無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7/8/10をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

 「LibreOffice」にはテクノロジー愛好家やパワーユーザーを対象とした最新(Fresh)版である「LibreOffice 7.3」シリーズと、既存機能の改善に注力した安定(Still)版「LibreOffice 7.2」シリーズの2つがあるが、今回リリースされた「LibreOffice 7.3.5」は前者に当たる。保守的な運用が望ましい環境では「LibreOffice 7.2」シリーズが適している。

 とはいえ、「LibreOffice 7.2」シリーズは5月にリリースされた「LibreOffice 7.2.7」が最終版となっており、次期バージョン「LibreOffice 7.4.0」のリリースも近い。「LibreOffice 7.3」シリーズも5回のマイナーバージョンアップで安定性を増しており、そろそろ移行を検討するべきだろう。

ソフトウェア情報

「LibreOffice」v7.3系統
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.3.5(22/07/21)