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「PuTTY」が「Microsoft Store」に登場 ~ストアに蔓延する偽物対策か【6月2日追記】

公式サイトでアナウンス、非公式版について注意喚起

リモートログオンクライアント「PuTTY」が、「Microsoft Store」から利用できるように

 リモートログオンクライアント「PuTTY」が、「Microsoft Store」から利用できるようになった。「PuTTY」の公式サイトにはこの件のリリースはないが、編集部にて公式サイトと「Microsoft Store」で配布されているインストーラーが同一であることを確認している。

 「Microsoft Store」では最近、開発チームと無関係な第三者が有名アプリの名前を冠して非公式なバイナリを公開する事例がいくつか報告されている。なかには勝手に有料で販売する悪質なケースもあるようで、どれをインストールすべきか迷うことも少なくない。

 その点、「PuTTY」の公式バイナリが「Microsoft Store」から入手できるようになったのは朗報といえるだろう。

「Microsoft Store」で「PuTTY」を検索した様子。公式バイナリが最初にヒットする

 「Microsoft Store」で公開されている「PuTTY」は、開発者であるSimon Tatham氏の名前がクレジットされている。バージョンは公式サイトで配布されているのと同じv0.74。パッケージ化はなされておらず、インストーラーをそのままダウンロードさせる仕組みになっており、セットアップの際はUACプロンプトが現れる。

パッケージ化はなされておらず、インストーラーをそのままダウンロードさせる仕組み

[2022年6月2日編集部追記] 5月27日付で、公式サイトからのアナウンスがあり、「Microsoft Store」で「PuTTY」の配布を開始したことがアナウンスされた。「PuTTY」の非公式なバイナリが公開されている件にも触れられており、非公式版についてはいかなる保証もできないことが注意喚起されている。