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「Microsoft To-Do」のAndroid版にチェックリスト候補の自動提案機能

メモがリッチテキストに対応し、ウィジェットのカスタマイズ機能も拡充

公式ブログ「New personalization options on Microsoft To Do for Android」

 米Microsoftは8月19日(現地時間)、タスク管理アプリ「Microsoft To-Do」のAndroid版に実装した3つの新機能を解説したブログ記事を公開した。現在、Androidアプリ版の最新バージョンは8月10日付で配信されたv2.76.320.02となっている。

 今回のブログ記事で紹介されているのは「チェックリストの自動提案」、「メモのリッチテキスト」、「To-Doウィジェットのカスタマイズ」の3つ。どちらもユーザーエクスペリエンスを向上させる個人設定に関するもので、これらの機能を利用することでユーザーが「Microsoft To-Do」をより使いやすいようにカスタマイズ可能になる。

完了したリストからチェックリスト候補を自動提案

 チェックリスト候補の自動提案機能は、これまでに追加した完了済みチェックリストの履歴に基づいて、アルゴリズムがチェックリスト項目の候補を提案してくれるもの。ユーザーはその提案候補をタップするだけで、すばやくリスト項目を追加できる。

 本機能は特定のリストを除いてデフォルトでOFFとなっているので、利用するにはリスト画面の右上にある[設定オプション]メニューから[候補をオンする]をタップすればよい。

自動提案機能の案内画面
利用するには[候補をオンする]をタップ
候補からすばやくタスクを追加できる

メモがリッチテキスト形式をサポート

 「Microsoft To Do」では、作成したタスクにファイルやメモを添付することも可能だが、そのメモがリッチテキスト(テキスト装飾)に対応した。タスク内にある[メモの追加]をタップすると、新しいテキスト入力画面が自動的に開かれる。ここにテキストを追加し、画面下部に表示されている書式設定バーを利用することで、下記の書式・スタイルを適用できる。

  • フォントの大きさ:本文・小見出し・タイトル
  • フォントのスタイル:太字・斜体・下線
  • 箇条書き・番号付きリスト
  • リンク
[メモの追加]をタップしてタスクの詳細を入力
書式設定バーを使用することで見やすくまとめることができる

ウィジェットのカスタマイズ機能強化

 Androidのホーム画面に表示される「To-Doウィジェット」にカスタマイズオプションが拡充された。ウィジェットの右上隅にある[設定]アイコンをタップすると、ウィジェットの不透明度やフォントサイズを設定できる。完了済みタスクとタスクの詳細(期日、リマインダー、繰り返しなど)を表示するかどうかも調整可能だ。

カスタマイズ機能の案内画面
各設定を組み合わせることで使い勝手をカスタマイズできる

 「Microsoft To-Do」は、同社が買収した「Wunderlist」をベースとしたタスク管理サービス。やるべきこと(タスク)を登録して消化するうちに、その日に優先して処理すべきタスクを提案してくれるサジェスト機能が特徴。Windows 10/11以外にもmacOS、Android/iOS、Webで利用できる。

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