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Beta版「Windows 11」Build 22621.586/22622.586が公開 ~DWMのクラッシュが解消

不具合の修正が中心

「Windows 11 Insider Preview」Build 22621.586/22622.586がBetaチャネルで提供開始

 米Microsoftは8月24日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」ビルドのBetaチャネルをアップデートした。今回のフライトも、以下の2つのバージョンが配信されている。

  • Build 22622.586:新機能がロールアウトされるビルド
  • Build 22621.586:新機能が既定で無効化されるビルド

 これは新機能の有無でテスターを2つに分け、導入の影響を比較・把握するためだ。新機能を試したい場合は、「Build 22622」系へアップグレードすることもできる。

 本ビルドは、これまでのビルドで報告された不具合の対処が中心。Build 22622.575で報告されていた「Desktop Window Manager」(DWM)のクラッシュが解消されたほか、一部の環境で「SQL Server Management Studio」の起動に失敗する問題が修正された。

 エクスプローラーやタスクバー、「設定」アプリでも多数の不具合が解決されており、安定性が向上している。

 ただし、Betaチャネルのビルドが製品リリース前のプレビュー版であることには変わりがない。たとえば、システム全般では以下が既知の問題として挙げられている。他にも軽微な不具合があるので、導入の際は注意したい。

  • 一部インサイダーからオーディオが機能しなくなったという報告があり、調査中
  • 【新規】ごく一部の環境で、特定のフォルダーにアクセスしようとすると「explorer.exe」が繰り返しクラッシュするという報告。「Xbox Dev Kit」をインストールしている場合に発生するようで、将来のフライトで問題を解決できるよう取り組んでいる
  • 【追加】コントロールパネルが[スタート]メニュー、[検索]、またはタスクバーのピン留めボタンから起動しない。[Windows]+[X]キーを使用することで回避可能