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「CLIP STUDIO PAINT」v2.0の新機能が発表 ~デッサン用ハンドスキャナーなど多数の新機能を追加

2022年内に現行バージョンを購入したユーザーは無償バージョンアップが可能に

 (株)セルシスは10月17日、ペンタブレットを使用してイラストやマンガを制作できるソフト「CLIP STUDIO PAINT」の次期バージョンv2.0の新機能を発表するとともに、提供時期は2023年3月となることを明らかにした。

 同社は、2022年8月に「CLIP STUDIO PAINT」の次期バージョンv2.0を2023年前半にリリースすると発表するとともに、サブスクリプション主体の販売方法に移行することを告知してしていた。

 今回は新機能の詳細を公表するとともに、ユーザーからの意見を取り入れて2022年1月1日から12月31日までに現行の「CLIP STUDIO PAINT」v1.xを購入したユーザーは、v2.0の無期限版を無料でアップグレードできる施策を発表した。無料アップグレード後にアップデートプランが申込から6カ月無料となる特典も付随し、こちらは好きなタイミングで申込可能。

 v2.0では、以下の機能を追加するとしている。

3D機能

 顔のパーツの位置や大きさ、角度を調整できる3Dデッサン人形頭部モデルを使えるほか、カメラで撮影した手を3Dデッサン人形に反映するハンドスキャナー機能を追加。

 また、ポーズ素材配信サイト「ポーズマニアックス」と3Dデッサン人形が連携し、ポーズマニアックスで選んだポーズを3Dデッサン人形に反映できる。

ハンドスキャナー

テキスト機能の強化

 テキストを複数選択し、整列・分布、プロパティの一括変更が可能になった。また、欧米言語でも、合字やワードラップに対応する。

縦に並んだ描画の間に余白の追加・削除するコマ余白編集機能

 Webtoonなど向けにキャンバス上をドラッグして、余白の追加・削除ができるようになる。追加や削除した部分がグラデーションであれば、修正後のサイズにあわせてグラデーションを調整可能だ。

言語対応

 対応する言語が11言語に増え、日本語・英語・中国語(繁体字)・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語に加え、中国語(簡体字)・ポルトガル語・タイ語・インドネシア語で利用できるようになる。

 このほか、自動的に陰を生成する機能や、レイヤーオブジェクトの整列・等間隔配置機能、魚眼レンズのように画像を変形させる歪曲収差補正フィルター、パノラマ画像のように画像を変形するパノラマ変換フィルターが追加される。、さらに、よりリアルな混色を実現するブラシ混色、バックグラウンド保存、回転ぼかしフィルター、フィルター歪みツールの複数レイヤー対応といった新機能の追加や既存機能の改善もされる。

レイヤー・オブジェクトの整列・分布