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「Excel」で数式の途中結果をチラッと確認 ~デスクトップ版にツールヒント機能が導入

「Office Insider」を皮切りに順次展開

デスクトップ版「Microsoft Excel」に数式の値をツールヒントでプレビューする機能

 米Microsoftは1月23日(現地時間)、デスクトップ版「Microsoft Excel」に数式の値をツールヒントでプレビューする機能を導入する計画を明らかにした。まずは「Office Insider」でテストされる。

 「Excel」で数式が期待通りの答えを出してくれないとき、役に立つのが[F9]キーだ。数式の一部を選択してこのキーを押すと、当該部分を計算し、その結果と置き換えてくれる。[Esc]キーを押せば元の数式に戻せるのでちょっとした確認に便利だが、一方で操作を誤ると数式が消え、値がハードコード(埋め込まれる)されてしまうのが難点だ。

[F9]キーで選択範囲のセル・数式の実際の値を確認。[Esc]キーを押せば元に戻せる

 また、数式バーの左隣にある[fx]ボタンを押して[関数の引数]ダイアログへアクセスするのも有効。このダイアログを利用すれば、途中式の結果などを確認できる。とはいえ、[F9]キーに比べると少し大仰な感も否めない。

[関数の引数]ダイアログ。値を確認するだけのために呼び出すにはちょっと大袈裟だ

 そこで導入されたのが、今回テストされるツールヒントを利用した値の確認だ。

 利用するにはまず、数式バーやセルでセル参照や関数、引数、数式全体などを選択し、ツールチップを表示する。このツールチップ自体は「Excel」でお馴染みのものだが、それぞれの引数がクリック可能なリンクになっているのがポイント。お目当ての部分のリンクをクリックすると、その値が小さくヒント表示される。

ツールチップをクリックして、セルの値や数式の結果をヒント表示

 [F9]キーのように操作に気を使わなくて済み、ダイアログよりも気軽に使えるのがよい。

 このツールチップが邪魔な場合は、[Ctrl]+[Alt]+[P]キーでON/OFFを切り替え可能。Windows版の場合、無効化してもすぐにツールチップは消えないが、次回からは表示されなくなる。また、Mac版の場合はセルを編集していないときにしか利用できない。

 この機能はまず、「Office Insider」(「Microsoft 365 Insider」へ改称予定)の「ベータ」チャネルに登録しているユーザーに展開される。以下のバージョンで利用可能だ。

  • Windows:バージョン2302(Build 16116.20000)またはそれ以降
  • Mac:バージョン16.70(Build 230116)およびそれ以降

 ただし、一部の環境から段階的に有効化されるため、すぐには利用できないこともあるので注意したい。