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GoogleのAIチャット「Bard」、要約機能を強化。回答にはソースへのリンクも

「Google ドキュメント」や「Gmail」へのエクスポート、ダークテーマへの対応なども

GoogleのAIチャット「Bard」、要約機能を強化

 米Googleは5月15日(現地時間)、AIチャットサービス「Bard」のアップデートを発表した。大規模言語モデル(LLM)開発の進展が反映され、要約機能が向上しているという。

 また、「Bard」の回答にソースがある場合、ソースに準拠している部分にソースへのリンクが表示されるようになる。編集部では確認できていないが、「Bing」のAIチャットの回答のように、ソースと一致する部分に番号と注釈へのリンクが追加されるようだ。

 これらの改善は、段階的に展開されるものと思われる。

 「Bard」は、生成AIとのコラボレーションを実現するための初期実験としてGoogleが投入しているサービス。同社が数年来研究を進めていた大規模言語モデル、とくに「対話アプリケーションのための言語モデル」(Language Model for Dialogue Applications、LaMDA)の軽量で最適化されたバージョンを搭載しており、ユーザーの与えた指示(プロンプト)に対し答えやインスピレーションを提供する。

 今月10日からは待機リストが解消。英語(米国)に加え、日本語と韓国語でも「Bard」が利用できるようになった。「Google ドキュメント」や「Gmail」へのエクスポート、ダークテーマへの対応なども同時に実施されている。

「Google ドキュメント」や「Gmail」へのエクスポート
ダークテーマへの対応