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Dev版「Windows 11」Build 23511が公開 ~タスクトレイの通知アイコンは「ベル」に
スナップレイアウトのサジェスト、「設定」アプリのホーム画面が復活
2023年7月28日 15:54
米Microsoftは7月27日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 23511をDevチャネルでリリースした。対応する開発キット(SDK)もダウンロード可能。本ビルドでは、日替わり壁紙機能「Windows スポットライト」が強化。以前からプレビューの方法がいくつかテストされているが、それが改善されているという。
そのほかにも、さまざまな変更が盛り込まれている。
- カメラが起動しなかったり、シャッターやスイッチが閉まっていたりといった問題が検出されたときに、ポップアップでトラブルシューターを起動するように提案
- 「Microsoft Entra ID」(Azure Active Directory)で管理されているDev環境で「Windows Copilot Preview」が一時的に無効化。「Bing Chat Enterprise」に対応したうえで、将来のフライトのデフォルト有効になる予定
- 「Microsoft Entra ID」でログインしているWindows 11 Pro/Enterprise環境に、[スタート]画面の[おすすめ]で提案されるドキュメントのプレビューがリッチに(将来ビルドでさらに改善の予定)。クラウドファイルを右クリックすると[共有]オプションも
- [スタート]画面の[すべてのアプリ]ページで、Windows 11のシステムコンポーネントに「システム」ラベルを付与
- タスクトレイの通知アイコンが「ベル」に。新着通知があると、システムのアクセントカラーになる。通知がなく、時計が表示されている場合、ベルは空に。通知のカウントは表示されない
- 「エクスプローラー」で一度に大量のファイルをごみ箱に送る際の「計算しています……」フェイズを短縮するための変更を追加
- スナップレイアウトのサジェストを再ロールアウト。ウィンドウのレイアウトを選ぶとき、どのアプリとどのようなレイアウトにするかを提案してくれる。撤回の原因となっていたクラッシュの不具合は解決された
- Build 23506で一時撤回されていた「設定」アプリのホーム画面を再ロールアウト。動作が不安定になる問題は解決
- 「スマートフォン連携」(Phone Link)を一括で無効化するオプションを提供。「設定」アプリの[Bluetooth とデバイス]-[Phone Link]ページで利用可能
「Windows Insider Preview」は、製品としてリリースされる前のプレビュー版のOSを試すことのできるパイロットプログラム。なかでもDevチャネルは開発チームのアイデアを試す場となっており、さまざまな新機能に触れることができる。
ただし、ここで試される機能はあくまでも実験的なもので、製品版に導入されるとは限らないほか、製品ビルドに比べると不安定なので、利用の際は注意したい。また、機能の一部は段階的に展開されるため、すぐには利用できない可能性がある。