「Google スライド」にAI画像生成機能が導入 ～「Duet AI」が生成した画像をプレゼンに利用可能

「Google スライド」にAI画像生成機能が導入

　米Googleは8月29日（以下、現地時間）、同社のスライドショー作成ツール「Google スライド」において、「Duet AI」を活用し、プロンプトから画像を生成する機能を導入したと発表した。

　「Duet AI」は「Google Workspace」に組み込まれた生成（ジェネレーティブ）AI。各ツールでの作業やクリエイティブをサポートするもので、業務での利用を想定されたプライバシーやセキュリティを備える。

　「Google スライド」では、入力されたテキストからAIが画像を生成する。生成された画像はプレゼンテーション用のオリジナル画像としてスライドに挿入可能。芸術的スキルにかかわらず、誰もがユニークな画像を作成し、アイデアをより効果的に伝えることができるという。

AI画像生成機能の使用イメージ

　AI画像を生成するには、［挿入］－［画像］メニューから開けるサイドバーにプロンプトを入力する。例えば「遠くにヤシの木がある、夕暮れ時のハワイのビーチの美しい写真」や、「大きな窓の隣の木製キッチンテーブルに焼きたてのブルーベリーマフィンの皿が置かれている」といったプロンプトで、プレゼンテーションを彩るイメージ画像を生成可能だ。

　複数の生成画像が提案されるため、その中から適当な画像を選択してスライド内に挿入する。［スタイルの追加］から生成する画像のタッチを選ぶことも可能。また、画像の生成後、以下のような操作を行える。

• 提案された画像に対してフィードバックを送信する：各画像の下部からグッドボタンまたはバッドボタンをクリックする。バッドボタンから問題の理由を選択し、追加のフィードバックを入力できる
• プロンプトを編集する：右上のパネル内に入力したプロンプトをクリックすると、プロンプトの再編集が可能。入力後に再度画像を生成できる
• 提案された画像をさらに見る：生成された画像をさらに読み込むことができる

　本機能は「Duet AI for Workspace Enterprise」アドオンを使用している「Google Workspace」ユーザーが利用できる。「Duet AI for Google Workspace Enterprise」アドオンの一部としてすでにロールアウトされており、無償トライアルを申し込めば14日間のトライアルが可能。