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「Windows 10/11 バージョン 22H2」で2023年10月プレビューパッチが配信開始
「Copilot in Windows」や「Windows バックアップ」、パスキー対応を先行体験
2023年10月27日 09:13
米Microsoftは10月26日(現地時間)、2023年10月非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。現在、「Windows 10 バージョン 22H2」と「Windows 10 バージョン 22H2」で利用可能。
- Windows 11 バージョン 22H2:KB5031455 (OS Build 22621.2506)
- Windows 11 バージョン 21H2:(未リリース)
- Windows 10 バージョン 22H2:KB5031445 (OS Build 19045.3636)
今回リリースされたのは米国時間来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、 適用は必須ではない 。あくまでも新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響を事前にテストしたいIT管理者向けとなっており、勝手にインストールされることはないので安心してほしい。既知の不具合に悩まされている人にとっても試す価値はあるが、一般のユーザーは来月の「Windows Update」を待っても問題はない。
「Windows 11 バージョン 22H2」における主な新機能は、以下の通り。一部環境へすでに展開中のものも含まれる。
- 「Copilot in Windows」(Windows Copilot)プレビューを追加。デスクトップに生成AIを統合
- [スタート]画面の[おすすめ]にあるファイルへカーソルを置くと、よりリッチなプレビューが表示されるように。ただし、初期リリースではすべてのファイルでサムネイルが利用できるわけではない
- 「タスク ビュー」でデスクトップ間を移動する際、仮想デスクトップの名前が表示されるように(キーボードショートカットの場合も同様)。新しいスライドアニメーションも
- 「Windows バックアップ」アプリが導入
- パスキーに対応
そのほかにも、Windows 10環境で「ERROR_INVALID_DATA」エラーが発生してアップデートの適用に失敗する問題などが対処された。