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「ChromeOS 120」が正式版に ~ロック解除なしに共有できるお手軽「ニアバイシェア」を導入
セキュリティ修正も多数
2024年1月9日 14:25
Nearby Share Self Share
ユーザーの所有するデバイス間でシームレスなコンテンツ共有を可能にする「Nearby Share Self Share」が実装。同じ「Google アカウント」にログインしていれば、Android端末やChromeOS端末との間で「ニアバイシェア」(Nearby Share)共有を行ったときに、送信先の端末の画面がOFFでも転送を自動で受け付けるようになる。わざわざ両方の端末をアクティブにしておく必要はない。
シェルフに仮想デスクトップの切り替えボタンを追加
シェルフ(Windowsのタスクバーに相当するUI)に仮想デスクトップを切り替えるボタンが追加。今どの仮想デスクトップを利用しているのかが一目でわかるほか、クリックで仮想デスクトップの変更や作成が行える。ドラッグ&ドロップで仮想デスクトップの順序を入れ替えることも可能。
通知画像ドラッグ
スクリーンキャプチャーやダウンロードの通知から直接画像をドラッグして、アプリへ直接貼り付けられるように。少し長押しすると、ドラッグ&ドロップが可能となる。
セキュリティ修正
そのほかにも、現地時間8日付けでセキュリティ修正もアナウンスされている。「ChromeOS」、「ChromeOS Flex」の両方で以下の問題が解決されているとのこと(v120.0.6099.203)。
ChromeOS
- (CVE番号未定):PowerVR GPUドライバーにおける範囲外書き込み(High)
- (CVE番号未定):PowerVR GPUドライバーにおける範囲外書き込み(High)
Google Chrome(Webブラウザー)
- CVE-2023-7024:「WebRTC」におけるヒープバッファーオーバーフロー(High)
- CVE-2023-6508:メディアストリームにおける解放後メモリ利用(High)
- CVE-2023-6509:サイドパネル検索における解放後メモリ利用(High)
- CVE-2023-6511:オートフィルにおける不適切な実装(Low)
その他のサードパーティ
- Linuxカーネルの問題(Medium)
「ChromeOS」のアップデートは、一部の環境から順次展開される。アップデートできるようになると、「設定」画面の[ChromeOS について]画面から適用が可能だ。なお、一部機能は段階的にロールアウトされる。すぐには利用できないことがあるので注意したい。