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人気のモダンファイラー「Files」がv3.6に、フォルダーごとに壁紙を設定可能

[アクション]メニューの追加、デュアルペインモードの強化も魅力

「Files 3.6」が公開

 モダンなスタイルが魅力の高機能ファイラー「Files」が8月6日(日本時間)、v3.6へとアップデートされた。デュアルペインモードのレイアウト変更、新しい[アクション]メニュー、フォルダーのカスタム背景画像、パフォーマンスの向上といった改善が含まれている。

 「Files」は、Windows 11のデザイン言語「Fluent Design System」に準拠したファイル管理ソフト。美しいデザインもさることながら、なぜか本家にはない[送る]コマンドを備えていたり、「Git」を統合するなど、OS標準の「エクスプローラー」にはない機能を積極的に採用しているのが魅力だ。開発プロジェクトは「GitHub」でホストされており、ライセンスは「MIT」。対応OSは「Windows 10 バージョン 20H1」以降。

 ダウンロードは公式サイトから無料で可能。すでに利用中の場合は、ツールバーのアップデート通知から更新できる。プロジェクトを支援したい場合は、「Microsoft Store」から購入するのがおすすめ。「GitHub Sponsors」から寄付することもできる。

すでに利用中の場合は、ツールバーのアップデート通知から更新

タイトルバーの[アクション]メニュー

 今回のアップデートでは、アプリ画面左上に[アクション]メニューが追加。新しいウィンドウを開いたり、コンパクトオーバーレイを切り替えたり、デュアルペインモードでペインを管理したりできるようになった。

アプリ画面左上に[アクション]メニューが追加

デュアルペインモードのレイアウト変更

 デュアルペインモードは画面を縦に2分割し、それぞれ異なるフォルダーを表示できる機能。フォルダー間でファイルをやり取りしたい場合に役立つ。

デュアルペインモードの設定

 本バージョンでは、前述の[アクション]メニューを用いて2つ目のペインを追加する際、分割の向き(縦・横)を選べるようになった。すでにデュアルペインモードの場合も、好みに合わせてペインの配置を調整できる。

デュアルペインモードで縦分割・横分割を選べるように

フォルダーの壁紙

 さらに、パーソナライズ機能も強化された。特定のフォルダーに背景画像を設定する機能を利用すれば、仕事用、個人用、プロジェクト用のフォルダーを一目で見分けることができる上、ファイル操作を間違える心配がなくなる。好みに合わせて画像の不透明度や配置を調整することも可能だ。

 ただし、「Files」全体のグローバル設定とは異なり、個々のフォルダーで「desktop.ini」の編集が必要となる。GUI設定は今のところ用意されていない。

フォルダーの壁紙

 そのほかにも、ローカライゼーションが拡充(マレー語)。大きなフォルダーを読み込む際のソートパフォーマンスが最適化され、40,000のアイテムを読み込む処理の場合で167%もの速度向上を実現しているという。

ソフトウェア情報

「Files」
【著作権者】
Files Community
【対応OS】
Windows 10 バージョン 20H1以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎、Microsoft Storeから購入して開発を支援することも可能)
【バージョン】
3.6(24/08/06)