ニュース
人気のモダンファイラー「Files」がv3.6に、フォルダーごとに壁紙を設定可能
[アクション]メニューの追加、デュアルペインモードの強化も魅力
2024年8月7日 11:05
モダンなスタイルが魅力の高機能ファイラー「Files」が8月6日(日本時間)、v3.6へとアップデートされた。デュアルペインモードのレイアウト変更、新しい[アクション]メニュー、フォルダーのカスタム背景画像、パフォーマンスの向上といった改善が含まれている。
「Files」は、Windows 11のデザイン言語「Fluent Design System」に準拠したファイル管理ソフト。美しいデザインもさることながら、なぜか本家にはない[送る]コマンドを備えていたり、「Git」を統合するなど、OS標準の「エクスプローラー」にはない機能を積極的に採用しているのが魅力だ。開発プロジェクトは「GitHub」でホストされており、ライセンスは「MIT」。対応OSは「Windows 10 バージョン 20H1」以降。
ダウンロードは公式サイトから無料で可能。すでに利用中の場合は、ツールバーのアップデート通知から更新できる。プロジェクトを支援したい場合は、「Microsoft Store」から購入するのがおすすめ。「GitHub Sponsors」から寄付することもできる。
タイトルバーの[アクション]メニュー
今回のアップデートでは、アプリ画面左上に[アクション]メニューが追加。新しいウィンドウを開いたり、コンパクトオーバーレイを切り替えたり、デュアルペインモードでペインを管理したりできるようになった。
デュアルペインモードのレイアウト変更
デュアルペインモードは画面を縦に2分割し、それぞれ異なるフォルダーを表示できる機能。フォルダー間でファイルをやり取りしたい場合に役立つ。
本バージョンでは、前述の[アクション]メニューを用いて2つ目のペインを追加する際、分割の向き(縦・横)を選べるようになった。すでにデュアルペインモードの場合も、好みに合わせてペインの配置を調整できる。
フォルダーの壁紙
さらに、パーソナライズ機能も強化された。特定のフォルダーに背景画像を設定する機能を利用すれば、仕事用、個人用、プロジェクト用のフォルダーを一目で見分けることができる上、ファイル操作を間違える心配がなくなる。好みに合わせて画像の不透明度や配置を調整することも可能だ。
ただし、「Files」全体のグローバル設定とは異なり、個々のフォルダーで「desktop.ini」の編集が必要となる。GUI設定は今のところ用意されていない。
そのほかにも、ローカライゼーションが拡充(マレー語)。大きなフォルダーを読み込む際のソートパフォーマンスが最適化され、40,000のアイテムを読み込む処理の場合で167%もの速度向上を実現しているという。
ソフトウェア情報
- 「Files」
- 【著作権者】
- Files Community
- 【対応OS】
- Windows 10 バージョン 20H1以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎、Microsoft Storeから購入して開発を支援することも可能)
- 【バージョン】
- 3.6(24/08/06)