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「Google ドライブ」がようやくARM64に対応、ベータ版が提供開始

「OneDrive」に遅れること4年、「Windows on Arm」にインストールできない状況を解消

ARM64環境で動作するWindows版「Google ドライブ」アプリ

 米Googleは11月19日(現地時間)、デスクトップ版「Google ドライブ」アプリでARM64搭載Windows 11へのネイティブ対応を開始したと発表した。「OneDrive」は2021年12月、「Dropbox」は2023年11からARM64アーキテクチャーに対応しているにもかかわらず、「Google ドライブ」は長くインストールすらできない状況が続いてきた。しかし、「Copilot+ PC」の登場で「Windows on Arm」に再び注目が集まっていることもあってか、ようやく重い腰を上げた格好だ。

これまではインストールすることすらできなかった

 今回提供が開始されたARM64対応の「Google ドライブ」アプリは、まだ開発中のベータ版だ。重大な不具合が含まれている可能性があるため、本番環境での利用は推奨されていない。また、利用の際は事前にデータをバックアップしておくべきだろう。

 要件は以下の通り。ベータ版ではあるが、「Microsoft Outlook」向け「Google Meet」アドインが利用できなくなることを除けば、他のプラットフォームと同じ機能が提供されるとのこと。

  • Windows 11:Windows 10は未対応
  • WebView2:通常はWindows 11に含まれている。含まれていない場合や削除されている場合のみ、「Google ドライブ」のインストーラーがランタイムのダウンロードとセットアップを案内する

 ダウンロードは現在、公式コミュニティに記載されているリンクから行える。