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「DaVinci Resolve」と連携する動画編集向けクラウドストレージ「Blackmagic Cloud」に新機能

アイコンで素材のプレビューを確認、外部ユーザーがURLだけでレビューに参加可能になるなど

「Blackmagic Cloud」に新機能を追加

 豪Blackmagic Designは12月18日、動画編集ソフト「DaVinci Resolve」(ダビンチ・リゾルブ)で使えるクラウドストレージ「Blackmagic Cloud」に新機能を追加したことを発表した。アイコンビューの追加とインスペクタパネルの改善、Blackmagic CloudのメンバーではないクライアントとURLを使用してプレゼンテーションを共有する機能が追加されている。

「Blackmagic Cloud」

 「DaVinci Resolve」は動画の編集やカラーコレクション、VFX、モーショングラフィックス、オーディオポストプロダクション(仕上げ作業)をひとつにまとめたムービーエディター。「Blackmagic Cloud」では、「DaVinci Resolve」内のプロジェクトを共同で編集したり、素材を共有できる。

 今回のアップデートでは、新しいアイコンビューを追加。ビューに表示されるメディアファイルのサムネイルアイコン上でマウスカーソルを移動させると、サムネイルで表示される動画の再生位置を変更できる。また、リストビューに切り替えると、メディアのその時点でのコンテンツがアイコンに反映される。これにより、「Blackmagic Cloud」でクリップの内容をアイコンで簡単に確認できるようになった。

 ほとんどのメディアフォーマットはすでにアイコンビュー用に変換済みだが、処理中のメデイアもあり、それらは近日中に完了する予定だとしている。なお、一部未対応のフォーマットがある。

 さらに、画面の右側には、メタデータを確認できるインペクタパネルが追加された。画面右上に表示された情報アイコンからタブを開き、選択したクリップのメタデータを確認できる。また、クリップのメディアをマウスでスクロールできるビュー用意されており、リスト内のクリップを簡単に選択できる。

 また、レビュー機能である「Blackmagic Cloud Presentations」には、「Blackmagic Cloud」のメンバーではないユーザーを、URLを使用してプレゼンテーションに招待できる機能が追加された。プレゼンテーションに招待したユーザーとのグループチャットも可能だ。

 「Blackmagic Cloud」は日本語にも対応し、利用料金は最低月額5米ドル。