ニュース

ネイティブ化された「Copilot in Windows」アプリが展開中、[Alt]+[Space]キーで素早く開閉

タスクトレイ常駐で応答速度向上

ネイティブアプリになった新しいWindows版「Copilot」アプリ。キツネの「ミカ」が出迎えてくれる

 プレビュー版「Windows 11」でテストされていたネイティブアプリの「Copilot」が、製品版OS(Stableチャネル)にも展開されているようだ。編集部にて、複数の環境で確認した。

 OSに統合されていたWindows版「Copilot」(Copilot in Windows)アプリはリリース当初、「copilot.microsoft.com」をローカルアプリのように扱えるようにした「プログレッシブ Web アプリ」(PWA)に過ぎなかった。しかし、新しいWindows版「Copilot」はネイティブアプリとしてタスクトレイに常駐するスタイルとなっており、応答性の向上などが期待できる。

 また、新しいアプリは[Alt]+[Space]キーで気軽に呼び出せるのもポイント。デスクトップの下部中央に表示されるコンパクトな「クイック ビュー」は、このショートカットキーで開閉できる。「クイック ビュー」右上のボタンを押せば、通常のウィンドウ(全画面表示)に戻すことも可能。

[Alt]+[Space]キーで開閉できるように
コンパクトな「クイック ビュー」。当初はデスクトップ右側にドッキングしていた「Copilot」アプリだが、1年余りの試行錯誤の結果、このデスクトップの下部中央が定位置になりそうだ

 ただし、[Alt]+[Space]をショートキーとして利用するアプリは多く(たとえば「PowerToys Run」「ChatGPT」のWindows向け公式アプリ)、キーの競合には注意したい。ショートカットキーがバッティングしてしまった場合、「Copilot」アプリが優先されるようだが、これが気に入らない場合は当該アプリのキーコンビネーションをカスタマイズするか、「Copilot」アプリ側でキーボードショートカットを無効化するとよいだろう。

「Copilot」アプリ側でキーボードショートカットを無効化できる