ニュース

「Project Concept」が「Firefly ボード」になって登場、パブリックベータ版が利用可能に

生成AIを活用してアイデアのすり合わせができる新機能

コンセプト探索のための共同作業が行なえる「Firefly ボード」

 米Adobeは4月24日(日本時間)、同社の生成AI「Adobe Firefly」を搭載した新機能「Firefly ボード」のパブリックベータ版を開始した。新機能は単独アプリではなく、Firefly Web版の一部機能として利用できる。

 「Firefly ボード」は、ムードボード、ストーリーボード、ブレインストーミング、クリエイティブなコンセプトの探索、何百ものバリエーションの反復、そして制作に直接移行できるコラボレーション機能を備えた、AIファーストのインターフェイスをクリエイターに提供する機能。2024年10月に「Project Concept」として発表されたソリューションツールが、名称を改めてパブリックベータを迎えた。

ボード上で画像を生成したり、複数の画像をリミックスしたりできる

 マルチプレイヤーのキャンバスである本機能を利用することで、クリエイティブチームが制作に入る前に、一度に何百ものバリエーションを検討してアイデアのすり合わせを行なうことが可能。ビジョンの定義やディレクションの決定、その改善を共通の場で行ない、確かなものにした上でスムーズに制作へ移行できる。

 なお、「Firefly ボード」では、3つの活用方法が想定されている。

  • ムードボード
    同じスペースでムードボードとコンセプトプレゼンテーションを作成し、異なるクリエイティブな方向性を簡単に探求できる
  • ストーリーボード
    無限のキャンバスは必要な構造を自由に調整でき、あらゆる種類のビジュアルストーリーテリングに最適
  • クリエイティブブレインストーミング
    アートボードにコンテンツを配置し、チーム、クライアント、関係者と共有・協業。視覚的に多様なアイデアを探索し、共同で磨き上げる
待機リストへの登録を受け付けている