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2次元汎用CADソフト「Jw_cad」が約3年ぶりのアップデート

GUIのレンダリングにDirect2Dを採用。Windows 8のタッチ操作にも対応

「Jw_cad」v8.00

 2次元汎用CADソフト「Jw_cad」の最新版v8.00が、12日に公開された。Windows Vista/7/8に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 約3年ぶりのアップデートとなる本バージョンでは、GUIのレンダリングにDirect2Dを採用。GPUのポテンシャルを引き出したパフォーマンスの高い描画が期待できる。ただし、一部環境でレンダリングが安定しない場合があるとのこと。その場合は[表示]メニューにある[Direct2D]項目のチェックを外し、Direct2Dのレンダリングを一時的に無効化すればよいようだ。

 また、Windows 8のタッチ操作に対応したのも大きな改善点。ピンチイン・ピンチアウト(2本の指で広げたり狭めたりする操作)でズームを行ったり、スワイプすることでスクロールを行ったりすることが可能だ。マウス操作にも改善が加えられており、[Shift]キーとマウスの左右ボタン(左ボタンのみでも可)を押し下げながらマウスを移動させることで、画面全体をスクロールできるようになっている。

 そのほかにも、ファイルの選択ダイアログにコモンダイアログを利用したり、インストーラーに「InstallShield」を採用するなど、さまざまな機能改善やコマンドの強化、不具合の修正が施されている。

ソフトウェア情報

「Jw_cad」
【著作権者】
清水 治郎 氏、田中 善文 氏
【対応OS】
Windows Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
8.00(15/01/12)

(樽井 秀人)