ニュース

無料のブータブルUSB簡単作成ツール「Rufus」が高速化、「wimlib」ライブラリの採用で

v4.8、v4.9がリリース

「Rufus」v4.9

 ブータブルUSBドライブを簡単に作成できるツール「Rufus」の最新版v4.8が、6月11日(日本時間)に公開された。すべてのWIMイメージファイル処理で「wimlib」ライブラリが用いられるようになっているとのこと。

 「wimlib」ライブラリを採用する利点は、以下の3点だという。

  • WindowsのISOイメージファイルを開く際のイメージ解析処理が大幅にスピードアップ
  • 「Windows To Go」ドライブの作成を高速化できる
  • Macで「Parallels」の制限を解決できる可能性がある(ただし、「Parallels」上で「Rufus」を使うことはまだサポートされていない)
  • [Alt]+[E]キーで4GB以上のファイルを分割できるようになる

 そのほかにも、非圧縮VHDファイルを同じドライブに書き戻す際にサイズ制限に引っ掛かる問題や、32bit版「MinGW」コンパイル版でログを開くとクラッシュする問題などが修正されているとのこと。

 「Rufus」は、OSのISOイメージファイルをUSBドライブへ書き込んでインストールメディアを作成するツール。Windows以外にも、各種LinuxディストリビューションやBSD系OS、DOSなど、幅広いOSをサポートしている。「GitHub」でオープンソースでの開発が行われており、ライセンスは「GPL-3.0」。現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできるほか、「Microsoft Store」から入手することもできる。

 執筆時現在の最新版は16日付けでリリースされたv4.9で、最近になって「GitHub」サーバーが変更されたことにより「rufus.ie」からのダウンロードが機能しなくなった問題などが対処されているとのこと。

ソフトウェア情報

「Rufus」
【著作権者】
Pete Batard 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 8以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.9(25/04/09)