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「マイクラ」の世界に光の表現を加える「Vibrant Visuals」が実装

「ハッピーガスト」が追加された「Chase the Skies」アップデートがリリース

「Vibrant Visuals」を有効化したゲーム画面

 米Microsoft傘下のMojangは6月18日(現地時間)、サンドボックスゲーム「Minecraft(マインクラフト)」にて、アップデート「Chase the Skies(空を追いかけて)」を実装した。Bedrock版のバージョンはv1.21.90。

Chase the Skies (チェイス・ザ・スカイ) 公式トレーラー

 今回のアップデートでは、ゲームの世界に光の表現を加える「Vibrant Visuals(バイブラントビジュアルズ)」がBedrock版(統合版)に実装された。

 「Vibrant Visuals」が提供されるのはBedrock版のみで、Java版は対象外。対象となるプラットフォームは、PC版(DirectX 12)のほか、Xbox Series X|S、Xbox One、PlayStation 4、PlayStation 5、Android(Adreno 640、Mali-G68、Mali-G77、またはXclipse 530以上)、iOS(A12またはM1以上)となっている。

 なおXbox OneとPlayStation 4、一部のAndroid端末では、ビデオの設定にあるグラフィックモードを[Vibrant Visuals]に変更する必要がある。ただしパフォーマンス(フレームレートなど)が低下する可能性があるとしている。

 Windows 11を搭載したゲーミングPCで試したところ、標準設定で「Vibrant Visuals」が有効化されており、従来とは全く異なる光の表現が導入されていた。これは今回のバージョンアップより前に作成されたワールドでも利用できる。設定で「Vibrant Visuals」を使わないことも可能で、従来のままの映像で楽しみたい方、パフォーマンスの低下が気になる方は、設定を変更するといい。

 「Vibrant Visuals」で変更されるのは、あくまでも有効化したユーザー環境における見た目だけであり、ワールドデータは影響を受けない。「Vibrant Visuals」を使用しないユーザーと一緒にプレイすることも可能だ。

タイトル画面。「Vibrant Visuals」は自動で有効化されている
太陽の反対側を見ると、自分の体の動きに合わせた影が出ている
別のバイオームでも見た目が大きく変わっている
暗所の表現も以前とは違う印象
不要な場合は無効化し、従来の映像で楽しむことも可能

 このほかゲーム内容としては、新たな乗り物となる「ハッピーガスト」が追加される。「ガスリン」を育てることで「ハッピーガスト」に成長し、最大4人が同時に乗れる空飛ぶ乗り物として扱える。乗ったまま建築することも可能で、プレイヤーの行動範囲が空に向かって大きく広がることになる。

「ハッピーガスト」のイメージビジュアル