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師走恒例「HSPプログラムコンテスト2025」の入賞作品が発表 ~すべて無料で利用可能

市販品に肩を並べるベクター編集ソフトや物理演算を使ったクレーン操作ゲームなどが受賞

「HSPプログラムコンテスト2025」の入賞作品が発表

 HSPプログラムコンテスト事務局は12月1日、「HSPプログラムコンテスト2025」の入賞作品を発表した。

 同コンテストは、フリーのプログラミング言語「Hot Soup Processor」(HSP)で作成した作品を募集し表彰するイベントで、2003年から20年以上にわたって毎年開催されている。23回目となる今回のコンテストでは、37作品が入賞を果たした。

 入賞作品のうち、「優秀ソフトウェア賞」「優秀ゲーム賞」を受賞した2作品は以下の通り。

優秀ソフトウェア賞「pgdEdit2」

「pgdEdit2」

 「pgdEdit2」は、ベクターグラフィックエディター。ベクターアイコンやタイトルロゴといった画像をつくることができるほか、線や色の変化、頂点の移動でアニメーションを作成できる。作成したベクターデータはSVGやアイコンファイルとして書き出すことが可能。編集ソフトとして十分な機能を備えるうえ、エレガントに動作させるという美意識が溢れていて文句なく優秀なツールと評価された。

優秀ゲーム賞「これがほんとのクレーンゲーム」

「これがほんとのクレーンゲーム」

 「これがほんとのクレーンゲーム」は、クレーンを操作して、荷物をゴールまで運ぶゲーム。HSPの物理エンジンOBAQを用いており、物理法則を考慮した繊細な操作感が特徴。OBAQでここまでできるのかという驚きと、ユーモア感のある内容が評価された。
 なお、このほかの受賞作品は「HSPプログラムコンテスト2025最終選考結果ページ」で公開されている。受賞作品を含む全てのコンテスト応募作品はHSPの公式サイトから誰でも無料でダウンロードでき、遊ぶことが可能だ。