レビュー
「Thunderbird」に満足できない人のためのメールアプリ「Betterbird」
本家で採用されなかった機能改善や修正をぶちこんだ“強化版”
2026年1月28日 06:45
「Betterbird」は、オープンソースの定番メールアプリ「Thunderbird」に独自の改善を加えた強化版。Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、公式サイト「betterbird.eu」から無償でダウンロードできる。Windowsビルドは64bit版のWindows 10/11で利用可能だ。
「Thunderbird」は広く普及したメールクライアントだが、開発リソースはあまり潤沢ではないようで、要望を出してもなかなか実装されなかったり、不具合が長い間放置されていたりすることがあるようだ。とくに企業向けの「ESR」(Extended Support Release)のバージョンが繰り上がる大規模アップデートの際はデータが失われることもたびたびあったようで、なかにはユーザー環境で成熟させなければならないアプリという意味で「バナナウェア」(Bananaware)と呼ぶ向きさえある。
「Betterbird」は、そうした「Thunderbird」に満足できない有志が立ち上げたプロジェクト。『Thunderbird on steroids』(強化版Thunderbird)を標榜しており、いくつかの機能改善や不具合修正を含んだパッケージになっている。
おもな機能強化は、以下の通り。「Thunderbird」でも拡張機能で実現できることがあるが、導入する手間や、古くて使えなかったりすることを思えば、本体で初めからサポートされているのは魅力だ。
- 垂直タブ
- メールアカウントの色分け
- ヘッダーペインのサイズ変更
- 二次ソートインジケーター(2つの項目でリストビューを並び変えたとき、昇順降順を示す矢印が2つ表示される)
- 柔軟なウィンドウレイアウト。ウィンドウタイトルバーの表示、起動時に復元するタブの指定、添付ファイルリストをメッセージの上部に表示するオプション
- メッセージのヘッダーを編集。スレッドの変更
- 複雑な条件を組み合わせた検索。正規表現による検索
- 暗号化メールのグローバルサーチ、クイックフィルター、フォルダー検索
- タスクバー、タスクトレイ対応の改善
- アプリアイコンの変更
- 複数選択の改善
- 最近利用した添付ファイルを添付。Windowsのショートカットファイルをドラッグ&ドロップして実ファイルを添付
- イベントログ画面をタブで開く
- IMAPアカウントの無効化
これとは別に、「Thunderbird」チームに受け入れられなかった不具合修正が多数行われている。
「Betterbird」は同バージョンの「Thunderbird ESR」と100%互換性をもつように設計されているため、プロファイルを共有することも可能。あとから「Betterbird」を入れた場合、自動でプロファイルを検出してそのまま利用できるため、同じ環境に両方をインストールして比較・評価することも可能だ。もし気に入ればそのまま乗り換えてしまってもよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「Betterbird」Windows版
- 【著作権者】
- Betterbird Project
- 【対応OS】
- 64bit版のWindows 10/11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 140.7.1esr-bb18(26/01/25)



















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