レビュー

タブレットに最適、スタイリッシュなGoogle リーダークライアント「Nextgen Reader」

Windows 8/RT端末で動作、タッチ操作もキーボード操作も快適

「Nextgen Reader for Windows 8」v1.5.4.9

 「Nextgen Reader for Windows 8」は、Windows 8/RT端末で動作する“Google リーダー”専用クライアントアプリ。“Windows ストア”でダウンロード販売されており、価格は240円(税込み)。

 Windows 8/RT向けのフィードリーダーはいくつか存在するが、「Nextgen Reader」はそのなかでも最もスタイリッシュで使いやすいフィードリーダーと言えるだろう。すでに今年7月1日の廃止が決まっている“Google リーダー”専用であることが若干懸念されるが、ほかのサービスとの連携や“Windows Azure”を利用した独自サービスの提供といった代替策が目下模索されており、廃止までには何らかの手段が提供される見込み。購入しても損はないはずだ。

 メイン画面は「Microsoft Outlook」タイプの縦3ペイン型(Classic View)。左からフィードのツリー表示、記事の一覧表示、選択された記事のプレビュー画面となっており、比較的利用頻度の低いフィードのツリー表示は、折りたたんで実質2ペイン構成で利用することが可能。また、画面左上のアプリロゴを選択すれば、Windows 8ではすっかりお馴染のタイル表示へ切り替えることもできる(Modern View)。

縦3ペイン型の“Classic View”
タイル表示の“Modern View”

 プレビュー画面では、“Readabiity”“Instapaper”をはじめとするモバイル向けの表示最適化サービスが利用可能。解像度の低い環境でも快適に記事が閲覧できる。もちろん、アプリ内ブラウザーやシステム既定のWebブラウザーで記事を閲覧することも可能。

 また、デザインだけでなく操作系も洗練されている。

 たとえば、記事間の移動には画面右下に用意されているナビゲーションボタンが利用できる。タブレットを横に両手でもつスタイルだと、右手親指がちょうどこのボタンの位置に来るので、右手親指だけでサクサクと記事を読み進めていくことができる。このナビゲーションボタンは、ぜひOSに標準搭載されている「メール」などのアプリにも採用してほしいものだ。

ショートカットキーも充実

 さらに、ショートカットキーも充実しており、キーボードによる操作も快適。キーコンビネーションの一覧は[Shift]+[/]キー(“?”の入力)でいつでも参照できる。よく利用するものから覚えていきたい。

ソフトウェア情報

「Nextgen Reader」
【著作権者】
Next Matters
【対応OS】
Windows 8/RT(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
ダウンロード販売 240円(税込み)
【バージョン】
1.5.4.9

(柳 英俊)