いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】長い表を紙に印刷する場合の必須テク! ページ番号とタイトル行の設定

ページ数の多い資料はページ番号を追加しよう。タイトル行の固定もおすすめ

ページ数の多い資料はページ番号を印刷しておきたい

 複数ページにわたる縦に長い表を印刷する時、標準の状態ではページ番号は印刷されません。印刷した用紙の順番がわからなくなってしまった経験がある人もいるでしょう。印刷せずにPDFファイルに出力した場合でも、“何ページ目”なのかを明記しておくと閲覧時に便利ですよね。

「1/7」のようなページ番号(①)を表示しておくと便利ですよね

 また、2ページ目以降にも見出し行を表示しておきたいものです。どちらも簡単に設定できますが、普段操作している[標準]ビューでは気付きにくい項目です。必要な時にサッと設定できるように覚えておきましょう。

「1/○ページ」のようにページ番号を振る

 ページ番号の設定方法は[ページレイアウト]タブから[ページ設定]ダイアログボックスを呼び出して設定する方法、[ページレイアウト]ビューに切り替えて設定する方法などがあります。どちらも同じ機能なので、操作しやすい方法を使ってください。

[ページレイアウト]タブ(②)の[ページ設定](③)をクリックします
[フッター]の[∨](④)をクリックして、[1 / ? ページ](⑤)を選択します
[印刷プレビュー](⑥)をクリックして設定を確認します
印刷プレビューのページ下部に「1/7ページ」と表示されています(⑦)
次のページに切り替えると「2/7ページ」と表示されます(⑧)

 ページ番号の設定は以上です。[ページ設定]ダイアログボックスの[フッターの編集]をクリックしてページ番号をカスタマイズすることもできますが、以下に紹介する[ページレイアウト]ビューでの操作でも結果は同じになります。

任意の形式のページ番号を振る

 [ページ設定]ダイアログボックスで設定したページ番号は[ページレイアウト]ビューで確認できます。もちろん、最初から[ページレイアウト]ビューで設定しても構いません。上記の手順の結果を確認してみましょう。

[表示]タブ(⑨)の[ページレイアウト](⑩)をクリックします
[ページレイアウト]ビューに切り替わりました。上記の手順で[1/?ページ]と設定したので、ページ下部に「1/7ページ」と表示されています(⑪)
クリックすると「&[ページ番号] / &[総ページ数] ページ」と表示が切り替わります(⑫)

 「&[ページ番号]」が現在のページ番号、「&[総ページ数]」が全体のページ数を表します。それぞれ、[ヘッダーとフッター]タブから挿入でき、任意の文字列と組み合わせてカスタマイズ可能です。

 例えば、フッターの右側に「&[ページ番号]/&[総ページ数]」と入力すると、「1/?」といったページ番号がページ右下に印刷されます。

[ヘッダーとフッター]タブ(⑬)に切り替えます。フッターの右側の枠(⑭)をクリックして、[ページ番号](⑮)をクリックします
「&[ページ番号]」と入力されます、続けて「/」と入力して(⑯)、[ページ数](⑰)をクリックします
「&[ページ番号]/&[総ページ数]」と入力されました(⑱)。何もないところ(⑲)をクリックして選択を解除します
ページ右下に「1/7」と表示されました

2ページ目以降に行見出しを印刷する

 [タイトル行]を設定して、2ページ目以降にも見出し行を印刷するようにしておきましょう。ここでは、1行目を[タイトル行]としていますが、複数行を指定することもできます。

[ページレイアウト]タブ(⑳)の[印刷タイトル](㉑)をクリックします
[ページ設定]ダイアログボックスの[シート]タブが表示されます。[タイトル行]の[↑](㉒)をクリックします
1行目をクリックして選択(㉓)すると、「$1:$1」(㉔)と入力されます。[↓](㉕)をクリックします
[タイトル行]に「$1:$1」と入力されています。[印刷プレビュー](㉖)をクリックして、設定を確認します
印刷プレビューで2ページ目に切り替えても(㉗)、見出し行が表示されていることがわかります(㉘)

ページ番号の挿入とカスタマイズを覚えておこう

 ページ番号とページ数を表す記号の組み合わせによって、いろいろな形式で“ページ番号”を振ることができます。例えば、「&[ページ番号] of &[総ページ数]」とすれば「1 of 7」と表示されます。フッターの左、中央、右と、任意の位置に印刷できることも覚えておきましょう。