初月100円!オススメGame Pass作品

サイバーパンクバーテンダーアドベンチャー「VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action」

荒廃した世界のバーで、客はバーテンダーに何を語る?ベネズエラのデベロッパーが制作

 超大作からインディーまで、100本以上の多彩なPCゲームが月額850円で遊び放題になるサービス「PC 用 Xbox Game Pass」。本連載ではその中から、おすすめのゲームをご紹介する。本サービスは初月のみ88%OFFの100円で利用できるので、気軽にお試しいただきたい。なお対応タイトルは入れ替えがあり、後日提供終了となるものもあるので注意。現時点でのタイトル一覧はこちら

「VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action」のタイトル画面

 今回紹介する「VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action」は、荒廃した世界にあるバー「VA-11 HALL-A(ヴァルハラ)」のバーテンダーとなり、客や関係者など店に関わる人々と交流するビジュアルノベル。

 プレイヤーはバーテンダーとして、客の注文に応じたカクテルを提供しながら会話する。会話といっても選択肢を選ぶようなものではなく、プレイヤーキャラクターである「ジル」が会話するのをただ見ているような形で、ほぼ読み物として話が進んでいく。

スラム街そばのバー「VA-11 HALL-A」が本作の舞台
プレイヤーキャラクターの「ジル」と、客やバーのスタッフなどの会話を楽しむ作品

 プレイヤーが介在するのはカクテル作り。カクテルはいくつかの材料を選んでミックスすると作れるもので、材料や配分はレシピで検索できる。配分を間違えても、何度でもやり直しが可能なので、焦る必要はない。

作りたいカクテルをレシピで探す
レシピに書かれている材料を分量どおりに入れてミックスすれば完成

 客からの注文は、カクテルの名前で言われることもあれば、「甘いもの」などあやふやなものもある。レシピは名前のほか、味や種類(カクテルのイメージ)でも検索できるので、客を満足させるカクテルが何かを考えて提供する。ゲーム的には一種の謎解き要素であり、バーテンダーの仕事っぽさを感じさせる要素でもある。

 ただし、必ずしも正解のカクテルを提供する必要はなく、あえて違うものを出して会話を楽しむというのもあり。提供したカクテルによって、物語が変化していくようになっている。

カクテルの名前で入る注文は、レシピを探して作ればいい
あいまいな要求に答えるのもバーテンダーの仕事
味や種類からもレシピを検索できる

 ちなみに本作を開発しているSukeban Gamesは、ベネズエラのインディーゲームデベロッパー。ゲーム内容は日本のゲームやアニメの文化に強く影響を受けていて、各所に日本的でありながら、やはり日本人とは違う感性が見え隠れする。

 特に本作の核となる会話などのテキストは、日本的でありハリウッド映画のようでもありと、多国籍感のあるジョークセンスで楽しませてくれる。登場人物も、サイバーパンクの世界観でありながら、現代的で風刺の効いた、癖の強いキャラクターが次々と登場する。ちょっと変わった読み物ゲームに興味があれば、酒なりツマミなりを用意して気楽に遊んでみていただきたい。

登場するキャラクターは一筋縄ではいかない人ばかり。荒廃した世界そのものを描くことなく、うまく世界観を表現している