初月100円!オススメGame Pass作品
荒廃した世界のバーで、客はバーテンダーに何を語る?ビジュアルノベル「VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action」
ベネズエラのデベロッパーが制作、日本のゲーム・アニメ文化に影響を受けた作品
2021年4月23日 16:00
超大作からインディーまで、100本以上の多彩なPCゲームが月額850円で遊び放題になるサービス「PC 用 Xbox Game Pass」。本連載ではその中から、おすすめのゲームをご紹介する。本サービスは初月のみ88%OFFの100円で利用できるので、気軽にお試しいただきたい。なお対応タイトルは入れ替えがあり、後日提供終了となるものもあるので注意。現時点でのタイトル一覧はこちら。
Microsoft StoreでPC用 Xbox Game Passを購入する
今回紹介する「VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action」は、荒廃した世界にあるバー「VA-11 HALL-A(ヴァルハラ)」のバーテンダーとなり、客や関係者など店に関わる人々と交流するビジュアルノベル。
プレイヤーはバーテンダーとして、客の注文に応じたカクテルを提供しながら会話する。会話といっても選択肢を選ぶようなものではなく、プレイヤーキャラクターである「ジル」が会話するのをただ見ているような形で、ほぼ読み物として話が進んでいく。
プレイヤーが介在するのはカクテル作り。カクテルはいくつかの材料を選んでミックスすると作れるもので、材料や配分はレシピで検索できる。配分を間違えても、何度でもやり直しが可能なので、焦る必要はない。
客からの注文は、カクテルの名前で言われることもあれば、「甘いもの」などあやふやなものもある。レシピは名前のほか、味や種類(カクテルのイメージ)でも検索できるので、客を満足させるカクテルが何かを考えて提供する。ゲーム的には一種の謎解き要素であり、バーテンダーの仕事っぽさを感じさせる要素でもある。
ただし、必ずしも正解のカクテルを提供する必要はなく、あえて違うものを出して会話を楽しむというのもあり。提供したカクテルによって、物語が変化していくようになっている。
ちなみに本作を開発しているSukeban Gamesは、ベネズエラのインディーゲームデベロッパー。ゲーム内容は日本のゲームやアニメの文化に強く影響を受けていて、各所に日本的でありながら、やはり日本人とは違う感性が見え隠れする。
特に本作の核となる会話などのテキストは、日本的でありハリウッド映画のようでもありと、多国籍感のあるジョークセンスで楽しませてくれる。登場人物も、サイバーパンクの世界観でありながら、現代的で風刺の効いた、癖の強いキャラクターが次々と登場する。ちょっと変わった読み物ゲームに興味があれば、酒なりツマミなりを用意して気楽に遊んでみていただきたい。
Microsoft Storeで「VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action」を購入する