残業を減らす!Officeテクニック
パワポの「吹き出し」がダサい問題は自作して解決! 作り方さえ知っていればすぐできる
ExcelやWordにもコピペで流用できるオリジナル吹き出しの作成方法
2022年8月1日 06:55
PowerPointに限らず、ExcelやWordで挿入できる「吹き出し」に違和感がありませんか? グラフや表の注目して欲しい所に吹き出しを挿入すると、レイアウトとうまくマッチせずイマイチなことがあります。どれも同じ形に見えるのもいただけませんよね。例えば以下の例。吹き出しのツノが横にある時はいいとして、上下はどうにも納得いきません。
ツノの根本はもう少し狭いほうがいいのに…、と思っている人いますよね? マンガ風の吹き出しのパターンが少なすぎて、どれも同じ感じになるのも気になります。
しかし、PowerPointにはとっておきの機能「図形の結合」があります。2つの図形を結合して、ひとつの図形として扱えるのです。もちろん、塗りつぶしや罫線の設定も可能。ひと工夫してオリジナルの「吹き出し」を作ってみましょう。
2つの図形を結合する
操作自体は簡単です。2つの図形を挿入して結合するだけ。ポイントは結合前の図形の角度です。「吹き出し」の完成形をイメージして角度を調整してから結合してください。ここでは、爆発風の吹き出しを作成して先ほどのグラフに貼り付けてみます。
なお、本稿執筆時点で「図形の結合」の機能は、PowerPointのみに搭載されていますが、作成した「吹き出し」は、ExcelやWordにもコピー&ペースト可能です。流用するために新規ファイルにまとめておくと便利です。
挿入後に吹き出しのツノの角度を調整する
作成した吹き出しの挿入後にツノの角度を調整したいときは「頂点の編集」の機能を利用します。図形の頂点を個別に移動できるようになるので、目的の位置で微調整して仕上げます。
実は「頂点の編集」は、標準の吹き出しにも有効です。ツノの根本の幅だけを狭くすることも可能です。ただし、頂点を編集後はツノの角度を個別に調整できなくなることを覚えておいてください。
組み合わせ次第でいろいろ作れる
複数の図形も結合できるので、応用範囲は広いです。最近ではSNS風の掛け合いのイメージを使うことも多いでしょう。差別化を図るには有効なテクニックです。ぜひ活用してください。何度か試せば結合のコツがつかめるはずです。