残業を減らす!Officeテクニック
パワポファイルに縦横比の異なるスライドを挿入する裏ワザ!
2023年8月28日 06:55
PowerPointでスライドを作成する際、特定のスライドの縦横比を変更したいことがありませんか? 参照用のデータやスケジュール表などが既存のスライドに収まらないようなケースです。表を縮小して挿入したり、複数のスライドに配置したりすることが多いと思いますが、スライド自体の縦横比をサッと変更できると便利ですよね。
PowerPointではセクションを区切っても、原則縦横比違いのスライドを混在させることはできません。ハイパーリンクを設定して、縦横比違いのスライドが連続するように見せる方法もありますが、リンク先のファイルをなくしてリンク切れになる可能性もあります。
今回は手っ取り早く縦横比違いのスライドを混在させるテクニックを紹介します。ひとつのファイルで完結するのでリンク切れの心配もありません。
元のスライドをコピーして縦横比を変える
ほとんどの場合、スライドがデザインされていると思いますので、縦横比違いのスライドを挿入する前に、元のスライドのデザインを流用することにしましょう。新規のファイルに貼り付けてスライドの縦横比を変更して、必要な要素を配置します。元のデザインを使わないのであれば、コピペの操作は不要です。
白紙のページを挿入する
作成したスライドをコピペする前に、デザイン済みのファイルに「白紙」のスライドを追加しておきましょう。元のファイルで「スライドマスター」を調整します。
スライドを挿入する位置を選択して、作成した白紙のスライドを移動します。
縦横比違いのスライドを貼り付ける
元のファイルに作成した縦横比違いのスライドをコピーして[図]として貼り付けます。スライドショーで自然に投影されるように、貼り付けたスライドの背景は[黒]にしておきます。
A4縦のスライドや正方形の素材などでも同様に使えます。また、元のスライドの流用やスライドマスターを使った「白紙」のスライドの挿入方法は、汎用的に使えるテクニックなので覚えておくと役立ちますよ。