残業を減らす!Officeテクニック

パワポ標準の“アイコン”では映え力が足りない! もっと気の利いたヤツを使うなら

WordやExcelでも使えるGoogleのアイコンセットを試してみよう

「Google Fonts」には豊富なアイコンが用意されている

 PowerPointのスライドを装飾するのに“アイコン”が便利ですよね。ワンポイントとして入れるだけで見栄えが変わります。[挿入]タブにある[アイコン]ボタンから簡単に挿入できます。

[挿入]タブの[アイコン]をクリックする
任意のキーワードを入力して、挿入したいアイコンを選択し[挿入]をクリックする
アイコンを挿入するだけでも見栄えが変わる

 Microsoft提供のアイコンでもまったく問題ありませんが、ちょっとだけ凝りたいことがありませんか? ほかの人と差別化したい場合も悩みますよね。

 アイコンを提供するサービスは多くありますが、今回はGoogle提供する「Google Fonts」を紹介します。アイコンだけでなく、さまざまな言語のフォントも提供されています。公式ヘルプには商用利用OKと記載があり、ビジネスシーンでも安心して利用できます。

 ここでは、PowerPointのスライドを例にしていますが、画像ファイルとしてアイコンをダウンロードできるので、WordやExcelでも利用できますよ。

キーワードを指定してダウンロードするだけ

 使い方は「Google Fonts」のWebサイトを表示し、キーワード検索してダウンロードするだけです。ただし、アイコン名が英語で付けられているので、日本語を入力してもヒットしないことに注意してください。

 ダウンロードできるファイル形式は「SVG」と「PNG」から選択できますが、スライドに挿入してから拡大・縮小することを考えると、SVG形式のほうが便利だと思います。

「Google Fonts」を表示して、「Light」と入力して検索した結果
ダウンロードしたいアイコンをクリックすると、画面右側にメニューが表示される。Webサイトへの埋め込みタグもコピーできる。ここではSVG形式のファイルをダウンロードする
「Earth」「Note」「Chat」などのキーワードでSVG形式のファイルをダウンロードして、スライドに挿入した

サイズやスタイルを変更可能

 アイコンのサイズやスタイルを変更できるのも「Google Fonts」の便利なところです。[Filters]をクリックして変更可能です。

キーワード入力欄の下にある[Filters]をクリックする
画面左側にメニューが表示される。[Weight]はアイコンの線の太さ、[Grade]はアイコンの強調具合が変わる。[Optical Size]はアイコンの大きさのこと
先ほどと同じキーワード「Light」で[Weight][Grade][Optical Size]を調整した例
[Fill]のスイッチで白黒を反転できる

 英語でキーワード入力するのが面倒なら[Category]から選択することも可能です。あらかじめ用意されたタグを選択すれば、それにぶら下がるアイコンが抽出されます。

キーワードを指定しなくても[Category]に用意されたタグを選択すれば、該当するアイコンでフィルターできる

無料のフォントも便利

 「Google Fonts」では、無料のフォントも提供されています。ダウンロードしたフォントファイルをダブルクリックしてインストールして利用します。なお、新しくインストールしたフォントを利用する場合は、アプリを再起動してください。

[Fonts]をクリックする。[Filters]をクリックしてメニューを表示する。ここでは[Language]から[Japanese]を選択した
[Preview]に任意のテキストを入力すると、それぞれのフォントで表示される。ダウンロードしたいフォントを選択する
選択したフォントの情報が表示される。[Download family]をクリックする
ダウンロードしたファイルを解凍した状態。フォントファイルをダブルクリックする
フォントの情報が表示される。フォント名をチェックしておこう。[インストール]をクリックする
アプリを再起動すると、インストールしたフォントが利用できる状態になる

 フォントのアンインストールの方法も覚えておきましょう。[設定]アプリに「フォント設定」と入力して、[フォント]の画面を表示します。

[設定]アプリに「フォント設定」と入力して、[フォント]の画面を表示しておく。「Noto」と入力して、先ほどインストールした「Noto Sans JP」を検索する。該当のフォントをクリックする
[アンインストール]をクリックする