やじうまの杜
「どこまでこの街?」 ~自分が思い描く街の範囲を「Google マップ」で表現・見比べるWebサービス
同じ街なのに、みんな違う範囲を思い描いていて結構面白い
2022年9月30日 06:45
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
この間見かけた「どこまでこの街?」というWebサービスが楽しかったので、今日はそれをご紹介したいと思います。
自分が思うその街の範囲を投稿して他人と比べてみる「どこまでこの街?」が面白い。梅田のようにくっきりと形が浮き出てくる街もあれば、横浜のような駅と都市の名前が同じ街では「横浜」の解釈が多種多様でこれも面白い。https://t.co/r7nB1GDxK9https://t.co/VEuIrMMqx2pic.twitter.com/MBOBL8miWG
— ak (@ak_sendai)September 14, 2022
たとえばですが、「京都」という地名を耳にしたとき、人々が想像するその領域は結構異なるものです。歴史的な観点で言えばかつての平安京の領域こそが元々の「京都」となるでしょうが、右京がなんだかんだであまり発展しなかったり、戦争や災害の結果、現在「京都」と言われて多くの人が想像する領域は少し東寄りで、縦長になっていると思います(いわゆる、豊臣秀吉が築いた「御土居」の範囲)。
そういう方にとってはJR京都駅が「京都」の端というイメージですが、外から旅行にきた人はまさに京都駅こそが京都の玄関口であり中心。少し外れた有名な観光地も「京都」に含めるので、「京都」の範囲はもうちょっと大きくなるでしょう。
また、大学時代住んでいた人であれば自分の大学・下宿の周辺なども「京都」だと感じていると思います。山科に家を買った人は、山科も「京都」に含めてほしいと思っているかもしれませんね。
そんな、みんながそれぞれに抱いている「京都」の領域をマッピングしてもらい、それを見比べてみようというのが、今回紹介する「どこまでこの街?」です。「京都」の「どこまでこの街?」マップを見てみると、
- 歴史的な経緯から「京都」の区域を論じる人(「洛中だけが京都だよ」な過激派)
- 府や市などの行政区域を「京都」とみなす人(京都府・京都市が京都でええやん)
- 伏見や山科と「京都」を分けて考えている人(あっちはちょっとちゃうねんなー)
- 名所などの印象から多数が想像する「京都」を推定している人(伏見稲荷は京都って感じある)
- あくまでも自分の感覚を重視する人(京都に住んでるわいがいつも行くところが京都)
などさまざまなのがわかります。
もちろん、本サービスは京都以外の町にも対応しています(もともとは「東京はどこまで?」というのが始まりだったようです)。
みなさんも、自分が住んでいる街のマップや、興味のある地域のマップを覗いてみてはいかがでしょうか。町田は東京? 神奈川? 気になりますよね、ぜひチェックしてみましょう!