やじうまの杜
自然な日本語で注文するとソースコードを作ってくれるサービス「AI Programmer」が登場
プロトタイプとして無償公開
2022年10月4日 06:45
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
日本語の文章を元にAIがソースコードを書いてくれるサービス「AI Programmer」が公開されたのだそうです。最近は自然言語で指示した通りに絵を描いてくれる「Stable Diffusion」や「DALL·E」などのサービスが人気で、いつかはこうしたものも出てくるのだろうとは思っていましたが、意外に早かったですね……。
日本語からAIが自動的にプログラムを書いてくれるサービス「AI Programmer」を公開したhttps://t.co/25cVruZxBC
— 2f6i (@2feet6inches)October 2, 2022
対応言語は下記の通り#Blockchain#Python#SQL#javascript#html#cpp
「AI Programmer」は現在、プロトタイプとして無償公開されています。対応するプログラミング言語(っぽくないものも混じってますが)は、以下の6つ。
- SQL
- Python
- JavaScript
- HTML&CSS
- スマートコントラクト(ブロックチェーン)
- C++
というわけで、今回はJavaScriptで「1から100までの素数を求める」ようお願いしてみました。
サーバーが混んでいるようで、なかなか答えが出力されませんが、成功すると以下のようなコードが返ってきます。
for (i = 2; i <= 100; i++) {
for (j = 2; j < i; j++) {
if (i % j === 0) {
break;
}
}
if (i === j) {
console.log(i);
}
}
なんかそれっぽいソースコードがちゃんと吐き出されますね。「Microsoft Edge」の開発者ツールのコンソールに貼り付けて実行したところ、結果もあっているようです。スゴい!
「なでしこ」などの日本語プログラミング言語というのは今までもありましたが、PCにとってわかりやすい文法で書く必要があり、ちょっと窮屈な感じがします。それに比べて、「AI Programmer」は機械が解釈できるかどうかをあまり気にせず、こっちの要望をそのまま自然言語で伝えれば、それっぽい答えを出してくれるという開放感がありますね。
それにしても、AIが登場してからの世の中の変化は目まぐるしいですね。すぐに画家やプログラマーが不要になることはないと思いますが、10年もすれば「いかに上手にAIを調教できるか」が画家やプログラマーにとって不可欠の技能になるのかもしれません。