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画像生成AI「DALL·E」の待機リストが解消、アカウントを作ればすぐ利用可能に

文章の指示に従って画像を生成するオンラインサービス

画像生成AI「DALL·E 2」

 OpenAIは9月28日、画像生成AI「DALL·E」ベータ版のウェイティングリストを廃止したと発表した。これまではアカウントを作成しても利用できるまでしばらく待つ必要があったが、本日からサインアップすればすぐに利用できるようになる。

 「DALL·E」は、「文章による指示」(プロンプト)を元にリアルな画像やアートを生成する人工知能システム。元の画像をもとに、さまざまなバリエーションを作成することもできる。現在、約150万人以上ものユーザーを抱えており、生成された画像の数は1日200万枚以上にも上るという。これらは「DALL·E」の精度向上に日々役立てられている。

自然言語での指示に従い、AIが画像を生成

 ベータ版の公開当初はさまざまな問題が指摘されていたが、その多くは限定公開中に改善されているとのこと。たとえば、性的、暴力的、その他コンテンツポリシーに違反するコンテンツを生成しようとする試みは改善されたフィルターにより拒否される。悪用を阻止するため、検出方法や対応技術も構築された。

 一方で「アウトペインティング」(Outpainting:元となる画像の「外側」を想像して書き足す)や「コレクション」といった新機能も生まれており、より創造的な使い方が可能になっているという。

アカウントを作ればすぐ利用可能に。「コレクション」といった新機能も

 「DALL·E」は、リクエスト1回につき1クレジットが必要。クレジットはアカウント登録時に無償で付与されるほか、毎月一定量が補充されるため、費用なしで使い続けることも可能だ。追加のクレジットを購入することもできる(115クレジットで15米ドル)。