やじうまの杜

自分の個人情報が裏で販売中かも? 「Google One」の「ダークウェブ レポート」を試す

無料アカウントでも一応利用可能

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「Google One」の「ダークウェブ レポート」

 「Google One」に「ダークウェブ レポート」という機能があると耳にしたので、さっそく試してみました。

 「ダークウェブ」というのは、サイバー攻撃によって流失したり、偽サイト(フィッシングサイト)に情報を入力してしまうなどして盗まれた個人情報が不正に売買されている場所です。「ダークウェブ レポート」は、あなたの個人情報がダークウェブで売買されているかどうかを手軽にチェックしてくれます。

 「ダークウェブ レポート」を利用するには「Google One」(one.google.com)にアクセスし、個人の「Google アカウント」でログインします。職場や学校のアカウントは利用できないので注意してください。「Google One」サブスクリプションに加入している必要はなく、無償で利用できます(ただし、制限あり。後述)。

「Google One」(one.google.com)にアクセスし、個人の「Google アカウント」でログイン。トップ画面にある「ダークウェブ レポート」へアクセス

 ログインしたら、トップ画面にある「ダークウェブ レポート」へアクセス。あとは[スキャンを実行]ボタンを押してちょっと待つだけです。

幸い、筆者のメインアカウントは問題がありませんでした

 幸い、筆者のメインアカウントは問題がありませんでしたが、長年使っているサブアカウントでは4件のメールアドレス流出が確認されました。「怖い!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こういうのはメールアドレスとパスワードがセットになっていないと悪用はできません。パスワードが古ければ、十分複雑で強力な新しいパスワードへ更新する、万が一不正ログインされたときのために二段階認証を有効にしておくといった対策が効果的です。

サブアカウントでは4件のメールアドレス流出が確認。いくらで売られているんでしょう?

 ちなみに、「Google One」のサブスクリプション(月額税込み250円より)を購入しているユーザーは、メールアドレスだけでなく名前、生年月日、住所、電話番号などもチェックできるそうです。悪い人は私たちの生年月日もセットで知っているのですね……誕生日をパスワードにしてはいけない理由がよくわかります。