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「Microsoft Edge」のEPUBリーダー機能が復活? Canaryチャネルでテスト中

やっぱりあると便利

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「Microsoft Edge」のEPUBリーダー機能が復活

 「Microsoft Edge」のEPUBリーダー機能が復活するかもしれません。先月半ば、Canary版「Edge」に「msEdgeEpubReaderEnabled」というオプションが追加されました。かつて「Microsoft Edge」はEPUBリーダー機能を搭載しており、電子書籍をそのまま読めました。しかし、この機能は2019年、「Microsoft Store」で電子書籍の販売が振るわなかったこともあり廃止。それ以来の復活となります。

 この機能を有効化するには、ちょっと面倒くさい手順が必要です。

  1. Canary版「Edge」が最新版になっていることを確認する
  2. Canary版「Edge」を完全に終了する
    バックグラウンドで動作している場合は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから終了する必要がある
  3. Canary版「Edge」へのショートカットファイルを作成し、[リンク先]の末尾に「 --enable-features=msEdgeEpubReaderEnabled」と加えて保存する
    Canary版「Edge」へのショートカットファイルを作成して編集
  4. 作成したショートカットファイルからCanary版「Edge」を起動する

 これで[Cookie とサイトのアクセス許可]設定ページ(edge://settings/content)の[すべてのアクセス許可]セクションに「EPUB ドキュメント」という項目が追加されるはずです(ない場合は、機能がロールアウトされるのを待ちましょう)。

[Cookie とサイトのアクセス許可]設定ページ(edge://settings/content)の[すべてのアクセス許可]セクション

 初期設定は無効ですが、そのままでOK。「Edge」でEPUB形式の電子書籍を開くと、ダウンロードされず、アプリ内ビューワー内に表示されます。

 先日、「青空文庫」に大同生命国際文化基金の「アジアの現代文芸」シリーズが追加されたことをお伝えしましたが、このシリーズはEPUB形式で提供されています。つまり、なにかEPUBビューワーアプリをインストールしなければ閲覧できなかったのですが、「Edge」でそのまま楽しめるようになって便利です。これでお盆の読書がはかどりますね!

「アジアの現代文芸」シリーズのEPUB書籍も「Edge」でそのまま読める!

 なお、Canaryチャネルでテストされる機能はお蔵入りしてしまうこともあります。過度な期待は禁物です。温かく見守りましょう。不具合を見つけたり、改善の提案がある場合は、ぜひフィードバックしてください。