やじうまの杜
「X」（Twitter）を信用できない人は誰？ コミュニティ ノート数ランキングが登場
執筆時現在、イーロン・マスク氏は25位。日本の有名人の名も
2024年1月25日 06:45
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Leaderboard」（community-notes-leaderboard.com）は、「X」（旧称：Twitter）で「コミュニティ ノート」の多いアカウントをランキング形式で一覧できるサービスです。コミュニティノートをさまざまな角度から分析し、意見を発信している@TheElipsoid氏によって開発されました。
Why has no one created a community notes leaderboard that displays the top posters by how many notes they got?
— Elipsoid (@TheElipsoid)November 13, 2023
「コミュニティ ノート」は、ポスト（投稿）にウソや間違いがあったり、背景情報を補足しないと誤解を招くおそれのあると判断された場合に付けられる注釈です。ノートは「X」の運営チームが付けているわけではなく、知見のある「X」ユーザーたち（コミュニティ）が書いており、投稿者のなかで広く「役に立つ」と評価されたものだけがポストの下に表示されます。かならずしも完璧な仕組みではありませんが、デマや煽動を抑止する一定の効果はあるようで、「Twitter」を買収して以降、いろいろやりたい放題なイーロン・マスク（Elon Musk）氏の施策のなかでは珍しく評価の高い機能です。
「コミュニティ ノート」の付いたポストはかならずしもウソやデマというわけではありませんが、それでも「コミュニティ ノート」が飛びぬけて多いアカウントには問題があります。眉に唾を付けて接したほうがよいでしょう。「Leaderboard」のランキングに掲載されているアカウントは海外のものが中心ですが、上位にはワクチンに関してデマを流し続ける日本のアカウントなども含まれています。
ちなみに、「X」を所有するマスク氏もこのランキングに掲載されており、執筆時現在25位。その次には、元総務大臣の原口一博氏が名を連ねています。
そのほかにも、「Leaderboard」には指定したユーザーに付けられた「コミュニティ ノート」を一覧する機能「Get Any User」があります。気になったアカウントが信頼性のある方法を発信しているのかを知る手掛かりとして活用できそうですね。
