やじうまの杜
OpenAIのサム・アルトマン氏が「GPT-5」に言及!……だが「“それ”はより賢くなる」って曖昧すぎない?
全然わからんから次世代の「GPT」モデルを「GPT-4」に予想してもらった
2024年2月16日 15:40
米OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が「The World Governments Summit 2024」に登壇し、次世代の「GPT」モデルについて言及したことが話題になっています。
OpenAIがサービス提供中のAIチャットサービス「ChatGPT」には現在、「GPT-3.5」と「GPT-4」という2つのモデルが公開されています。
名前からもわかる通り、「GPT-4」は性能と精度が向上した後継モデル。普段から「ChatGPT」を使っている私の感覚では、「GPT-3.5」と「GPT-4」には“越えられない壁”があるくらいの性能差が存在していると感じています。
そうなると、来たる「GPT-5」(もしくは、「GPT-4.5」?)はどんなに高性能なのか、何ができるのか、というのは気になりますよね。特に、ライバルの米Googleが開発しているAIモデル「Gemini」の公称スペックがドンドン上がっていることを見ると、その気持ちは高まるばかりです。
さて、「The World Governments Summit 2024」に登壇したアルトマン氏は、次世代の「GPT」モデルについて、「“それ”はより賢くなる」「マルチモーダルになる」「速くなる」と続けた後、「“それ”は全てにおいて少し優れている」「モデルを賢くすることで、すべてのことにおいて、“それ”はよくなるでしょう」と慎重な言葉で語っています。
なるほど、全然わからん! 性能が上がっている、より優れている、ということはわかったのですが、いつリリースされて、具体的にどんなスペックになっている、といったユーザーとして気になることは全くわかりません。ただ、言及するということは意外とすぐリリースされるのかも? と期待してしまいます。
そこで「GPT-4」に、次世代のモデルがどうなるかを予想してもらいました。
- 性能向上
言語理解と生成の精度が向上し、より複雑なタスクを効果的にこなせるようになることが期待されます - 多様性と包括性
さまざまな言語や文化に対する理解が深まり、より多くのユーザーにとって有用なAIになることが予想されます - 倫理的配慮
AIの責任ある使用に向けて、バイアスの低減やプライバシー保護などの倫理的配慮が強化されると考えられます - 応用範囲の拡大
より高度な問題解決能力により、科学、ビジネス、創作活動など、幅広い分野での活用が期待されます - カスタマイズ性
ユーザーのニーズに合わせてより細かく調整ができるようになり、パーソナライズされた体験を提供できるようになることが予想されます - 環境への配慮
トレーニングと運用のエネルギー効率を改善し、環境への影響を低減する方向での進化が期待されます
一部は同じことを言っているような気がしますね。果たしてこの予想がどこまで当たるのか、アルトマン氏の発言と比較してみるのも面白いかもしれませんね。