あの年の人気ソフト
第3回ソースコード盗難を乗り越えて進化し続ける「Sleipnir」(2002年)
先進的な機能を多数備えたタブ切り替え型Webブラウザー
2016年12月30日 10:00
“あの年の人気ソフト”では、過去の窓の杜大賞受賞ソフトを再紹介していきます。
2002年の窓の杜大賞を受賞したのは、IEコンポーネントを利用したWebブラウザー「Sleipnir」。当時は先進的だったタブ切り替え型のインターフェイスを備え、絶大な人気を誇りました。そのほか、Web検索エンジンを選択可能な検索ボックスや、マウスジェスチャーによる操作など、今では当たり前になった多くの機能をすでに備えていました。
2004年には作者である柏木泰幸氏のパソコンが盗難により紛失、保存されていたソースコードが失われるというトラブルにより、一時は開発中止になるかと危ぶまれました。しかし、柏木氏はWebブラウザーの開発に専念するためフェンリル(株)を設立。2005年に一から作り直した「Sleipnir 2」として見事に復活を遂げました。その後も積極的に先進的な機能を採り入れ、現在も「Sleipnir 6」として開発が続いています。
大賞受賞時の獲得票数と現在のダウンロード数
2002年窓の杜大賞での獲得票数は、総投票数7,969票中3,453票でした。なお、2016年の窓の杜ライブラリからのダウンロード回数は、残念ながらファイルを転載していないため計測できませんでした。
受賞した年の窓の杜大賞
- 窓の杜 - 2002年 窓の杜大賞 結果発表
- http://forest.watch.impress.co.jp/prize/2002/result.html
最新版はこちらからダウンロード
- Sleipnir - 窓の杜ライブラリ
- http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/sleipnir/
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