お盆休み中に公表されたセキュリティ関連ニュースまとめ ~Adobe製品やWindowsなど多数の修正
弊誌で取り上げた脆弱性関連の記事をピックアップ!
2021年8月17日 19:32
このページでは、お盆休み中に弊誌で公開した脆弱性に関連する情報をまとめてお届けします。
- Adobeが2製品のセキュリティアップデートを実施。任意コード実行などにつながる恐れ
- 悪用が確認されている脆弱性も ~Microsoftが2021年8月のセキュリティ更新を発表
- 6件の脆弱性に対処した「Thunderbird 78.13.0」が公開
- 強化版Cookieクリーナーを導入した「Firefox 91」が安定版に
- Apple、Windows版「iTunes 12.11.4」を公開 ~2件の任意コード実行の問題に対処
- Microsoft、印刷スプーラーのゼロデイ脆弱性に対処するためWindowsの既定動作を変更
- Apple M1にネイティブ対応した「Thunderbird 91」が正式公開 ~v78系統に代わる新版
- Apple、「macOS Big Sur 11.5.2」を正式リリース
- 「Node.js」の2021年8月セキュリティ更新 ~深刻度「High」2件を含む3件の脆弱性を修正
- Windowsの印刷スプーラーサービスにまたゼロデイ脆弱性 ~Microsoftが公表
Adobeが2製品のセキュリティアップデートを実施。任意コード実行などにつながる恐れ
米Adobeは8月10日(現地時間)、同社製品に関する月例のセキュリティ情報を発表した。今回は「Adobe Connect」と「Magento」が対象となっている。
悪用が確認されている脆弱性も ~Microsoftが2021年8月のセキュリティ更新を発表
米Microsoftは8月10日(現地時間)、すべてのサポート中バージョンのWindowsに対し月例のセキュリティ更新プログラムをリリースした(パッチチューズデー、Bリリース)。現在、「Windows Update」や「Microsoft Update Catalog」から入手可能。以下のMicrosoft製品に対しても、セキュリティアップデートが提供されている。
6件の脆弱性に対処した「Thunderbird 78.13.0」が公開
オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版v78.13.0が、8月10日(米国時間)に正式公開された。本バージョンは不具合の修正を中心としたメンテナンスアップデート。セキュリティ関連の修正も含まれている。
強化版Cookieクリーナーを導入した「Firefox 91」が安定版に
米Appleは8月9日(現地時間)、「iTunes 12.11.4 for Windows」を公開した。脆弱性に対処したマイナーアップデートとなっている。
Apple、Windows版「iTunes 12.11.4」を公開 ~2件の任意コード実行の問題に対処
米Appleは8月9日(現地時間)、「iTunes 12.11.4 for Windows」を公開した。脆弱性に対処したマイナーアップデートとなっている。
Microsoft、印刷スプーラーのゼロデイ脆弱性に対処するためWindowsの既定動作を変更
米Microsoftは8月10日(現地時間)、「ポイント アンド プリント」の既定動作を変更したと発表した。これまではドライバーのインストールに管理者権限を必要としなかったが、2021年8月のセキュリティ更新で管理者権限を必要とするように改められた。
Apple M1にネイティブ対応した「Thunderbird 91」が正式公開 ~v78系統に代わる新版
オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版「Thunderbird 91.0」が、8月11日(米国時間)に正式リリースされた。「Thunderbird 78」系統からのメジャーバージョンアップで、ベースが「Firefox 91」ベースとなったほか、多くの新機能が導入されている。
Apple、「macOS Big Sur 11.5.2」を正式リリース
米Appleは8月11日(現地時間)、「macOS Big Sur 11.5.2」を正式リリースした。不具合を修正したマイナーアップデートとなっている。
「Node.js」の2021年8月セキュリティ更新 ~深刻度「High」2件を含む3件の脆弱性を修正
「Node.js」の開発チームは8月11日、「Node.js」のセキュリティアップデートをリリースした。現在、以下のバージョンが利用可能。
Windowsの印刷スプーラーサービスにまたゼロデイ脆弱性 ~Microsoftが公表
米Microsoftは8月11日(現地時間)、Windowsの印刷スプーラー(Print Spooler)サービスにゼロデイ脆弱性(CVE-2021-36958)が存在することを明らかにした。同社は現在、修正パッチを開発中。通常通りのサイクルであれば、来月のBリリース(日本時間9月15日)で提供される。