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スクリーンショットツールに編集機能を追加した「Opera 49」が正式公開

“スピードパネル”の設定パネルが再設計、VRヘッドセットによる360度動画再生に対応

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 ノルウェーのOpera Software ASAは8日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新安定版「Opera 49」を正式公開した。「Opera 48」で導入されたスクリーンショットの撮影ツール“スナップショット”に編集機能が追加されるなどの改善が盛り込まれている。

 「Opera」では、画面左上のメインメニュー(O-Menu)にある[スナップショット]コマンドや[Ctrl]+[Shift]+[5]キーで閲覧ページのスクリーンショットを撮影することが可能。撮影後はプレビュー画面でイメージの保存や共有が行える。

 「Opera 49」では、このプレビュー画面が強化され、画面上部に編集バーが追加された。編集バーには拡大・縮小、矢印の挿入、ぼかし効果、フリーハンド描画、自撮り画像の追加、ステッカーの貼り付けといったコマンドが搭載されており、保存・共有前のスクリーンショットを自由に加工できるようになっている。

「Opera 48」のスクリーンショットプレビュー画面
「Opera 49」の新しいスクリーンショットプレビュー画面
“スピードパネル”の設定パネルが再設計

 また、“スピードパネル”の設定パネルが再設計されているのも注目の変更点。新しい設定パネルではテーマ、壁紙、ブックマークやサイドバーのオプションなど、「Opera」の外観を簡単にカスタマイズできるほか、広告ブロッカー、ダウンロード場所の設定、閲覧データの管理、ブックマークと設定のインポートといった主要なブラウザー設定へアクセスすることが可能。わざわざ設定画面を開かなくても、簡単なカスタマイズであればこのパネルだけで完結することができる。

 そのほかにも、VRヘッドセットを利用した360度ビデオの再生をサポート。“HTC Vive”や“Oculus Rift”といったOpenVR互換デバイスが接続された環境では、ビデオのポップアウトボタンの隣にVRで視聴するためのボタンが追加される。また、チャットサービス「VK Messenger」がサイドバーに統合されたほか、通貨変換機能で5つの新しい通貨がサポートされるなどの改善も施されている。

 「Opera」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。