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テキストエディター「EmEditor」が再びストアで公開 ~ライセンスは別購入

セットアップ・アップデートが容易でライセンス管理の手間もないのが魅力

テキストエディター「EmEditor」が再びストアで公開

 米Emurasoftは27日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor」のストアアプリ版を“Microsoft Store”で公開した。「EmEditor」は以前にも一度ストアでリリースされたことがあるが、ライセンス上の問題で撤回。サイドロード(ストアを介さずにインストールすること)のためのパッケージを提供していたが、再びストアから入手できるようになった。

 ストアアプリ版のメリットは、ストアから簡単にインストールとアンインストールが可能で、アップデートが自動で行われること。システムファイルへの影響がなく、OSが不安定になりにくい点や、Windows 10の“S モード”でも利用できる点、“Microsoft アカウント”でライセンス認証が可能な点なども利点と言える。

 一方、シェル統合をはじめとする一部機能に制限がある点や、デスクトップインストール版に比べわずかに性能に劣る点はデメリットと言えるだろう。また、“Microsoft Store”の制限により、ライセンスはインストール版・ポータブル版の「EmEditor Professional」とは別になっており、既存ユーザーはライセンスを買いなおす必要がある。もっとも、この点は「秀丸エディタ」などでも事情は変わらない。

 なお、ストアアプリ版のライセンスはサブスクリプション制で、価格は年額19.99米ドル(円建ては現在のところ税込み2,350円)となっている。「EmEditor Professional」のアカデミックライセンスは同日付けで提供終了となっているが、それとほぼ同じ価格で利用できる。ただし、64bit版32bit版は別ライセンスとなっているので注意したい。