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「OneDrive」のファイル オンデマンドがMacでも利用可能へ ~ダークモードもサポート
「Windows 10 October 2018 Update」では“ストレージ センサー”との統合も
2018年10月12日 13:40
米Microsoftは10月4日(現地時間)、「OneDrive」アプリに投入する予定の新機能を発表した。Mac版における“ファイル オンデマンド”機能とダークモードのサポート、“ファイル オンデマンド”機能と“ストレージ センサー”の統合などが主なトピックだ。
“ファイル オンデマンド”とは、必要になったときにクラウドからファイルを取得する機能。ファイルマネージャーからみると「OneDrive」上のファイルがすべてローカルに存在するように見えるが、実際はメタデータのみで、実体はファイルを閲覧・編集するときに初めてダウンロードされる。「OneDrive」全体やフォルダーを選択して同期するのと異なり、ローカルストレージの空き容量を節約できるのが魅力だ。
本機能は「Windows 10 Fall Creators Update」以降でサポートされているが、Macの「Finder」でも利用できるようになる。現在は“Office Insider”でテスト中で、今後数カ月以内に一般リリースされる見込みだ。
また、先日リリースされた「Windows 10 October 2018 Update」(現在は提供中止中)では、“ファイル オンデマンド”のクリーニング機能が“ストレージ センサー”に統合される。
“ファイル オン デマンド”機能の弱点は、二度と使わないファイルであっても、手動でクリーンアップしない限りローカルストレージを占有し続けることだが、「Windows 10 October 2018 Update」の“ストレージ センサー”ならば一定期間利用しなかったファイルのローカル実体を自動で削除することが可能だ。
そのほかにも、「OneDrive」で共有したファイルを相手が初めて開いた場合に、メールで通知を受信できるようになる。この機能は10月上旬のリリースが予定されている。