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「IrfanView」がHEIF形式イメージをサポート

Windows 10環境で「HEIF 画像拡張機能」が導入されていればプラグインなしで

「IrfanView」v4.52

 定番の画像ビューワー「IrfanView」の最新版v4.52が、12月12日に公開された。本バージョンの目玉は、HEIF形式イメージがサポートされたこと。Windows 10環境で「HEIF 画像拡張機能」(無償)が導入されていれば、「IrfanView」のプラグインを別途導入しなくてもHEIF形式が扱えるようになる。

 HEIF(High Efficiency Image File Format)形式はバーストモードなどで撮影した複数の画像、メタデータなどを単一のファイルにまとめることができるコンテナフォーマット。Blu-rayなどでも採用されている高圧縮コーデック“HEVC”により、従来のJPEG形式よりもディスクスペースを節約することが可能。「iOS 11」を皮切りに、最近では「Windows 10 April 2018 Update」「Photoshop Elements」、「Premiere Elements」「GIMP」「XnView」など、対応環境を広げつつある。

 そのほかにも、本バージョンではDPC/CIN形式とFLIF形式がプラグインでサポートされた。JPEG2000形式の読み込みや、「Paint」プラグインの安定性も改善されている。また、ユーザーインターフェイス関連では高DPI環境への対応が強化。さらに、テキストの挿入ダイアログで[Ctrl]キーを押しながら画像をマウスクリックすると、その位置にテキストを挿入できるようになった。コマンドラインでは、“/filepattern”オプションで複数の拡張子を同時に受け入れられるようになっている。

 「IrfanView」は、さまざまな画像フォーマットに対応した定番のグラフィックビューワー。プラグインで対応形式を拡充することが可能で、音声ファイルや動画ファイルの再生にも対応するほか、画像の編集・加工機能も一通り備えている。対応OSは64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10で、個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限り無償で利用可能。現在、本ソフトの公式Webサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、“Microsoft ストア”での無償配布も行われている。

ソフトウェア情報

「IrfanView」
【著作権者】
Irfan Skiljan 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト(個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限る。寄付歓迎)
【バージョン】
4.52(18/12/12)