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Microsoft、「.NET Core Uninstall Tool 1.0」をリリース ~Windows/Macに対応

不要なSDKとランタイムをシステムから一掃

「.NET Core Uninstall Tool 1.0」

 米Microsoftは3月10日(現地時間)、「.NET Core Uninstall Tool 1.0」をリリースした。“MIT License”ライセンス下で配布されているオープンソースのツールで、現在“GitHub”のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。

 最近のバージョンの「Visual Studio」は、アップグレードの際に不要となった.NET Coreを削除するため、ストレージを有効活用できる。しかし、古い「Visual Studio」は“global.json”でターゲットバージョンが固定された場合を想定し、アップグレードしたあとも古いバージョンのSDKとランタイムを削除せず残していた。また、「Visual Studio」は.NET Coreのスタンドアロンインストーラーで導入されたSDKとランタイムを管理しない。そのため、システムに使われていない「.NET Core」のバージョンが複数インストールされているケースがある。

 「.NET Core Uninstall Tool」は、そうした環境で不要なSDKとランタイムを手軽に削除できるよう開発されたユーティリティ。“dotnet.microsoft.com”のアーカイブからダウンロードしたスタンドアロンインストーラーや、「Visual Studio 2019」v16.3より前のバージョンの「Visual Studio」インストーラーによってセットアップされたSDKとランタイムを“dotnet-core-uninstall”コマンドでアンインストールすることができる。

 “dotnet-core-uninstall”コマンドには、削除可能なSDKやランタイムをリストアップするオプションや、バージョンなどを指定してアンインストールするオプションも用意されている。システムから.NET Coreを一掃できる強力なツールだけあって安全面も考慮されており、実際にアンインストール処理は実施せず、指定したオプションでどのSDKやランタイムが削除されるかを教えてくれる“Dry Run”オプションも利用可能だ。

 なお、「.NET Core Uninstall Tool」はインストーラーベースになっているため、WindowとMacでしか動作しない。今のところLinuxはサポートしていないので注意したい。

ソフトウェア情報

「.NET Core Uninstall Tool」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows/Mac(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.115603(20/03/10)