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既定アプリの設定画面に検索機能を追加 ~「Windows 10」Build 19608が“Fast”リングに

パワーユーザーを中心に以前より要望が多く寄せられていた機能がようやく実現へ

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 19608を“Fast”リングでリリース

 米Microsoftは4月15日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 19608を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して最新ビルドへアップデートできる。

 本ビルドでは、「設定」アプリの[アプリ]-[既定のアプリ]セクションを改善。ファイルの種類やプロトコルごとに既定のアプリを選ぶ画面で、キーワードによるフィルタリング機能が導入された。システムに登録されている拡張子やプロトコルは膨大で、スクロールと目視で目的のものを探すのは骨が折れる。一般のユーザーが使うことはあまりないが、パワーユーザーを中心に以前より要望が多く寄せられていたが、ようやく実現に向けて動き出した格好だ。

既定アプリの設定画面に検索機能を追加

 なお、この機能は“Fast”リングの50%を対象に先行導入されるとのこと。

 そのほかにも、いくつかの不具合修正が行われた。Samsungとの協業により「スマホ同期」アプリでドラッグ&ドロップによるPC・スマホ間のワイヤレスファイル転送がサポートされたこともアナウンスされている。

 “Windows Insider Program”の“Fast”リングには、開発ブランチ(rs_prerelease)で実験中の新機能が供給されている。次期バージョンの「Windows 10」に採用されるとは限らないが、次世代の「Windows 10」をいち早く体験したいユーザーにはチャレンジしてみてほしい。